「ZTF彗星」最接近 5万年ぶり、二度と戻らず

2023年01月31日

2022年に発見された「ZTF(ズィーティーエフ)彗星」が地球に近づいている。国立天文台によると、接近は約5万年ぶりとみられ、最接近するのは2月2日未明。地球から約4200万キロメートルまで近づく。5等級ほどの明るさになり「天の川が見られるような暗い空であれば、肉眼でもぼんやりと観測できる」としている。
雲一つない夜空となった沖縄本島北端の辺戸岬では1月31日、月明かりに阻まれて肉眼で確認できなかったが、写真では緑がかった白い尾を持つ様子がはっきり捉えられた。
ZTF彗星は、米カリフォルニア州のパロマー山天文台の観測プロジェクトで発見された。