山上被告「接見応じない」 起訴後勾留中、署員に話す

2023年01月16日

安倍晋三元首相銃撃事件で、殺人と銃刀法違反(発射、加重所持)の罪で起訴された山上徹也被告(42)が「弁護人ら以外とは接見に応じない」と奈良西署員に話していることが16日、同署への取材で分かった。被告は同署に勾留されており、起訴後に検察側が接見禁止を求めたが、裁判所が退けた。
同署によると、被告は弁護人と、親族ら被告が指定した人物以外とは接見に応じない意向だという。共同通信記者が被告の起訴後の13日と16日に計2回、署で接見取材を申し込んだが、被告は応じなかった。被告が社会に向けて動機や心情を自ら語る機会は、初公判の日まで大きく限られそうだ。