月宇宙船、無人飛行から帰還 26日間の試験終え着水

地球と月の間を往復する無人飛行試験を終え、メキシコ沖の太平洋に着水した宇宙船オリオンのカプセル=11日(AP=共同)
地球と月の間を往復する無人飛行試験を終え、メキシコ沖の太平洋に着水した宇宙船オリオンのカプセル=11日(AP=共同)
2022年12月12日
共同通信共同通信

 【ワシントン共同】米国が主導する国際月探査アルテミス計画の第1弾として無人飛行試験を実施した宇宙船オリオンが11日、メキシコ沖の太平洋に着水し、帰還した。地球と月の間を往復する26日間、230万キロの行程だった。米航空宇宙局(NASA)は得られた飛行データを分析し、2024年に予定する有人飛行に備える。

 飛行士の居住空間となる円すい形のカプセルは時速約4万キロで大気圏に突入し、3千度の高温に耐えた後にパラシュートで降下した。NASAのネルソン局長は記者会見し「大成功だ。米国だけでなく参加各国にとっても素晴らしい日になった」と話した。

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