南西諸島の迎撃部隊3倍に ミサイル防衛増強計画

陸上自衛隊の地対空ミサイル「03式中距離地対空誘導弾(中SAM)」(陸自提供)
陸上自衛隊の地対空ミサイル「03式中距離地対空誘導弾(中SAM)」(陸自提供)
2022年12月05日
共同通信共同通信

 日本を狙う弾道ミサイルを迎撃する「弾道ミサイル防衛(BMD)システム」に関し、政府が2031年度末までに目指す増強計画の概要が4日、判明した。地上の迎撃網を強化するため、新たに陸上自衛隊の14の地対空部隊にミサイル迎撃能力を付与。特に中国に備える南西諸島を重視し、沖縄県の6部隊、鹿児島県・奄美大島の1部隊に配備する。既存の沖縄本島にある航空自衛隊の4部隊と合わせ、3倍近い計11部隊の態勢となる。

 年内に策定する国家防衛戦略(現防衛計画の大綱)などに盛り込む。政府はBMDだけでミサイルを防げないとして反撃能力を検討しており、計画との関係を問われそうだ。

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