将来のトリチウム除去に道 「多孔性材料」で京大

開発した「多孔性材料」について説明する京都大の北川進特別教授(右)=8日、京都市左京区
開発した「多孔性材料」について説明する京都大の北川進特別教授(右)=8日、京都市左京区
2022年11月10日
共同通信共同通信

 京都大の北川進特別教授らのチームは、活性炭のようにごく微小な穴を無数に持つ「多孔性材料」を使い、性質が極めて似ていて分離が難しい水と「重水」を効率よく分離することに成功したと英科学誌ネイチャーに9日発表した。チームによると、効率は従来法に比べて100倍以上。放射性物質トリチウム(三重水素)の分離も原理的には可能という。

 東京電力福島第1原発で増え続ける処理水にはトリチウムが含まれ、海洋放出する場合の課題となっている。チームは「重水よりトリチウムの方が水との性質の違いが大きく、分離しやすい。今後はトリチウムについても研究を進めたい」としている。

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