【マレーシア】ニッパツ、自動車電動化製品の生産能力増強[車両]
2022年09月30日

ばね大手の日本発条(ニッパツ、横浜市)は29日、マレーシアで自動車電動化に使われるキーパーツ製品の生産能力を増強すると発表した。
マレーシア法人NHKマニュファクチャリング(マレーシア)がヌグリスンビラン州スレンバンで操業する工場の敷地内に、新棟を建設する。投資額は約50億円で、今後の後工程設備投資も合わせると約80億円となる見通し。今回発表した新工場棟と設備は、来年12月の竣工(しゅんこう)を予定する。
ニッパツは、長野県駒ケ根市とマレーシアの工場で金属ベース回路基板を生産している。今年8月には、駒ケ根工場でのパワー半導体に使用される金属基板の生産能力増強を発表。今後、自動車電動化などに使われる金属基板の需要拡大が見込まれることから、マレーシア工場での生産能力増強も決定した。