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実験器具をインテリアに提案 東京・清澄白河の「リカシツ」

2022.8.23 15:28 共同通信
インテリアショップ「リカシツ」店内と店長の関谷りかさん=東京都江東区
インテリアショップ「リカシツ」店内と店長の関谷りかさん=東京都江東区

 

 ビーカーや試験管、スポイト…。店内に入ると、どこかの実験室のような、少し謎めいた雰囲気に迎えられる。それもそのはず、東京・清澄白河の「リカシツ」は、理化学ガラス製品など実験器具を気軽に使ってもらおうと提案するインテリアショップだ。「本物」が持つ機能美と万能性が話題を集めている。(共同通信=中井陽)

コーヒードリッパーとして活用した五徳=東京都江東区
コーヒードリッパーとして活用した五徳=東京都江東区

 

 実験などでアルコールランプを使う際、上に金網を置いて使う五徳。輪の部分にコーヒードリッパーをはめ、下にカップを置けば武骨でおしゃれなコーヒーメーカーになる。試験管は花瓶や水耕栽培容器として、試薬瓶は調味料入れに転用できる。フラスコは中に電球を入れれば照明になる。

花瓶や水耕栽培容器として転用した試験管=東京都江東区
花瓶や水耕栽培容器として転用した試験管=東京都江東区

 

 理化学ガラス製品の開発、卸売りを行う関谷理化(東京)が、高齢化が進む職人の技術継承のために始めた。企業の合併で研究所が統合されるなどして実験器具の納入が減少したが、商品に魅力を感じる「隠れファン」の存在に気付いたという。交流サイト(SNS)などでインテリアとしての使い方が発信されており、同社はそれらを参考に商品開発や使い方の提案を続ける。

さまざまな実験器具が並ぶ「リカシツ」=東京都江東区
さまざまな実験器具が並ぶ「リカシツ」=東京都江東区

 

 理化学ガラスは耐熱性や薬品への耐久性に優れているため、調理や食品の保存に向いている。店長の関谷りかさんは「“本物”だからこその無駄のないフォルムが一番の魅力ですね」と話す。器具を片手に研究者気分に浸れば、日常生活にも新たな発見があるかも?
 近くには、商品を応用したカフェ「理科室蒸留所」もある。