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立ちくらみ緩和する動作 カナダのチームが考案

2022.5.14 0:00
 座っている状態から急に立ち上がると「立ちくらみ」が起きてふらつくことがある。この症状を簡単な動作で緩和できるかもしれないとする研究結果を、カナダ・カルガリー大のチームが米医学誌ハートリズムに発表した。
 
 

 立ちくらみは「起立性低血圧」の症状。立ち上がった際に一時的に血圧が低下してめまいなどが起きる。多くの人は安静にしていれば元に戻るが、人によっては意識が遠のいて失神する場合もある。

 チームは2種類の動作を考案し、25~38歳の女性24人に参加してもらい効果を調べた。いずれも立った際の血圧低下の度合いが大きく、月に4回以上も意識が遠くなったり失神したりする人たちだ。
 動作の一つは、座った状態で両膝を交互に持ち上げる動作を30秒間繰り返した後で立ち上がる「PREACT(事前活動)」。もう一つは立ち上がったらすぐに脚を交差させ、下半身の筋肉を引き締めた状態を30秒間維持する「TENSE(筋肉緊張)」。
 10分間座っていて何もせずに立ち上がるのと比べると、いずれの動作をした場合でも参加者の血圧低下の度合いが抑えられた。めまいなどの症状も軽減された。
 PREACTは立ち上がる前に心拍数を上げる効果が、TENSEは1回の心拍で送り出される血液の量を増やす効果があるらしい。
 今回の研究は少人数の女性が対象のため、さらに人数を増やして幅広い年齢層で効果を確かめる必要がある。チームは「コストがかからず手軽な予防法として期待できそうだ」としている。

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