関学大が明大に競り勝つ 春季定期戦

明大と関学大の定期戦が5月3日、東京・アミノバイタルフィールドで行われ、関学大が28―21で競り勝った。
1947年から始まった両校の定期戦は、新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催で、長年続いた「春の定期戦」という形での対戦は今回が最後になる。
先制したのは関学大。第1クオーター、試合開始のキックオフのボールをRB池田(3年)が好リターンして敵陣深く攻め込み、エースQB鎌田(3年)がWR衣笠(3年)に26ヤードのTDパスを決めた。
近年、充実したリクルートで人材豊富な明大はすぐさま反撃。RB森川(4年)、広長(2年)のランを中心に時間をかけて着実にゲインを重ね、第1クオーター7分59秒に広長がゴール前1ヤードから飛び込み7―7とした。
第2クオーターは、関学大がRB澤井(2年)の22ヤードTDランと池田の19ヤードTDランで加点し、前半を21―7で折り返した。
明大は第3クオーター7分1秒に、QB吉田(4年)がゴール前10ヤードから自ら走ってエンドゾーンにボールを運び、第4クオーター58秒には吉田が広長に9ヤードのTDパスを通して21―21の同点に追い付いた。

後半は攻守に控え選手を投入した関学大は、第4クオーター10分13秒に澤井の8ヤードTDランで勝ち越した。
関学大は5月15日に神戸市王子スタジアムで桜美林大、明大は同8日にアミノバイタルフィールドで日大と対戦する。