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【4738】杉勇 特別純米 辛口+10 原酒(すぎいさみ)【山形県】

2022.3.5 15:34
山形県飽海郡遊佐町 杉勇蕨岡酒造場
山形県飽海郡遊佐町 杉勇蕨岡酒造場

【S居酒屋にて 全6回の⑥完】

 コロナ第5波が落ち着いたのを機に、なじみのうなぎ店で日本酒を飲んだあと、S居酒屋に転戦する。このパターンは、今回で6回目になる。この両店はお酒が重複することがないので、効率的にさまざまなお酒を飲むことができる。近年お気に入りの“お約束コース”だ。ところが、5回目と6回目の間に、2年間の空白があった。コロナのためだ。2年ぶりに両店を訪れたが、ともに元気に営業していた。うれしい夜だった。

 S居酒屋では「初亀」「景虎」「秋鹿」「残草蓬莱」「益荒男」と飲み進め、最後6番目にいただいたのは「杉勇 特別純米 辛口+10 原酒」だった。杉勇蕨岡酒造場のお酒は当連載でこれまで、4種類を取り上げているが、「嵐童」「杉勇」「赤福助」「鎌鼬」といずれも銘柄違い。こんなことは珍しいことだが、主銘柄はもちろん「杉勇」だ。

 さて、いただいてみる。

 やわらかながら、すっきり、さっぱりとした口当たり。旨みと辛みを感じる。辛口を標榜しているので、旨みの無いドライなだけの酒を予想していたが、わたくしの見込み違いで、旨みと辛みを両立させているお酒だった。これは技術的に難しいことだ。やわらかな旨みが感じられるので、ツンケンした辛口酒になっていないのがいい。やわらかな辛口酒とでも言えばいいのだろうか。酸はほとんど感じられない。店主も「酸は無いっすねぇ。水の如し飲み口の酒だ」。

 瓶の裏ラベルのスペック表示は「アルコール分17度、原材料名 米(国産)米麹(国産米)、製造年月21.12、日本酒度+10、酸度1.7、原料米 美山錦100%使用、精米歩合55%、使用酵母 山形酵母」。

 酒名「杉勇」の由来について、コトバンクは「酒名は、酒林や樽などの材料となり酒になじみの深い杉にちなみ命名」と説明している。

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