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(665) 生まれたばかりでもたくましい マーラ

2021.12.9 13:00
手前の2頭が生まれたばかりのマーラ。この後、かこいの外に出ようとした
手前の2頭が生まれたばかりのマーラ。この後、かこいの外に出ようとした

 

 静岡県東伊豆町(ひがしいずちょう)にある伊豆アニマルキングダムの「わくわくふれあい広場」には、たくさんの動物がいる。

 ハリネズミやアルマジロは自分の部屋に。

 自由に歩き回っているのはカピバラたちだ。

 でも、カピバラより小さい動物があちこちにいる。小型犬ぐらい。犬みたいに前足をのばし、後ろ足をたたんだすがたで、あまり動かない。

 「マーラです。この動物はなんですかって聞かれることが一番多い動物です」と担当の石黒安捺(あんな)さん。

 南アメリカのアルゼンチンとチリにいる齧歯類(ネズミの仲間)だ。カピバラが世界最大の齧歯類というのは有名だけれど「マーラは世界で4番目に大きい齧歯類です」

 「何頭いるんですか」と聞くと「20頭ぐらいです」とちょっとあいまいな答え。

 どうしてかなと思ったら「ついこの間、子どもが生まれて、それに続いて、もうすぐ子どもが生まれそうなんです」と石黒さん。

 しばらくしてまた見に来ると、かこわれた場所を石黒さんがじっと見ている。小さいマーラが2頭、お母さんのおっぱいに吸いついている。

 「さっき生まれたばかりです。あまり近よらないで、そっと見てください」

 生まれたての赤ちゃんはおっぱいを吸いおわると、もう、囲いの外に出ようとしている。なんてたくましいんだ。(文・写真、佐々木央)

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