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(656)水族館で生まれ育った カクレクマノミ 

2021.11.26 11:00
カクレクマノミたち
カクレクマノミたち

 

 円柱の水槽がならんでいる。一番手前の水槽には、オレンジ色の体に白いおびが3本入る小さな魚がいっぱい。

 千葉県鴨川市の鴨川シーワールドにあるコーラルメッセージ・水族館生まれの魚たちのコーナーに、映画「ファインディング・ニモ」で有名になったカクレクマノミがいた。コーラルはサンゴのこと。

 担当の引馬由恵(ひくまよしえ)さんによると、このカクレクマノミたちは全部、鴨川シーワールド生まれ。

 コーナーの中央あたりにある水槽は、サンゴやイソギンチャクの間をいろんな魚が泳いでいて、ここで卵を産む。

 「そのままにしておくと、ほかの魚が卵を食べてしまったりするので、卵をとって、うらの水槽でかえして育てます」。簡単にできそうだ。

 「卵に水流を当てないと酸素不足で死んでしまうので、ポンプで水流を当て続けます。強すぎたり弱すぎたりしないようにします」。生まれたての大きさは4ミリぐらい。

 「体の色はほとんど透明です。ちっちゃなプランクトンのえさをやり、明るすぎるとびっくりしてしまうので、水槽は少し暗めに。植物プランクトンで、ちょっとにごったような水で育てます」。かえすのも、育てるのも、簡単じゃなかった。

 2週間ほどで親と同じ体の色になる。その変化を見てみたいと思った。(文・写真、佐々木央)=2021年1月配信

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