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【解説動画で振り返る】 サッカー男子準決勝 力尽きた日本、痛恨の失点 初の決勝進出ならず

2021.8.13 8:00 共同通信

 

 サッカー男子の準決勝で、日本はスペインに延長の末、0―1で敗れ、6日の3位決定戦に回った。1968年メキシコ五輪に並ぶ過去最高成績となる銅メダル獲得を目指し、メキシコと対戦する。

 日本は0―0で突入した延長で屈した。延長後半10分、アセンシオに決められた。序盤からスペインの攻撃に粘り強く対応。ゴールを許さず延長に持ち込んだものの、最後に崩れた。攻撃ではドリブルで仕掛けた久保建英や途中出場の前田大然らが好機を迎えたが、決められなかった。
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 日本が1次リーグで破ったフランスをはじめ、ほとんどの欧州チームは五輪に懸ける「本気度」が低かった。しかし、スペインだけは違う。欧州選手権4強のフル代表「無敵艦隊」から6人がメンバー入りし、1992年バルセロナ五輪以来の金メダルを目指して東京五輪に臨んでいた。

 キックオフ直後からスペインは自在にパスを回し、攻め込んできた。受け身になりながらも、主将の吉田麻也を中心にした日本の守りは堅かった。前半終盤にはGK谷晃生が1対1の大ピンチで相手のシュートを止めた。

 後半には吉田がゴール前に迫った相手選手と交錯。主審は吉田が倒したとして、一度はスペインにPKを与えたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入。映像で先に吉田がボールに触っていることが確認されて取り消しになる場面もあった。

 懸命に耐えた日本が、PK戦まであと5分のところで力尽きた。相手スローインの場面で、一瞬だけ守りの緊張感が緩んだ。その隙をスペインは見逃さなかった。同国の世界的強豪クラブ、レアル・マドリードで活躍するアセンシオが左足で決勝ゴールをたたき込んだ。

延長戦でスペインに敗れて決勝進出を逃し、ピッチに座り込む久保建=埼玉スタジアム
延長戦でスペインに敗れて決勝進出を逃し、ピッチに座り込む久保建=埼玉スタジアム
 輝きを放ちながらも得点できなかった久保建は「死ぬほど悔しいが、出せるものは全部出したので涙も出てこない」と座り込んだまま動けない。
 一方、吉田には2012年ロンドン五輪で準決勝と3位決定戦に連敗し、メダルを逃した苦い経験がある。「まだ倒れるわけにはいかない。ここからはメダルを取りたい気持ちが強い方が勝つ。最後にメダリストになりたい」と自身に言い聞かせた。(共同通信・根本美代子)