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【聖火リレー アーカイブス(108)】 聖火、小笠原に初上陸 前回大会は米軍統治下

2021.7.20 12:00 共同通信
東京都小笠原村の父島で行われた聖火リレーで、トーチを掲げてビーチを走るランナー=16日午後
東京都小笠原村の父島で行われた聖火リレーで、トーチを掲げてビーチを走るランナー=16日午後
 東京五輪の聖火リレーは16日、東京都内で島しょ部のみの実施となった公道走行を終えた。戦後、米軍統治下が長く続いた小笠原村は、前回東京五輪後の1968年に日本に復帰。今回初めて聖火が上陸した。
 父島を走った高野一海さん(18)は「もしまた東京でオリンピックがあるとしても小笠原までトーチが来るか分からない。チャンスがあるならトライしてみよう」と参加を決意。沿道から声援を受け「たくさんの島民が見てくれて楽しく走れた」と話した。
 小笠原に先立ち伊豆諸島の八丈島では、聖火をつなぐランナー5人のうち4人が10代。島の第1走者、高橋愛凛咲さん(17)は「大好きな五輪に関わることができてうれしい」と笑顔を見せた。
 島しょ部を離れた炎は午後に再び多摩地域に戻った。武蔵野市で開かれた点火セレモニーでは、調布市の「調布リトルリーグ・リトルシニア」の野球少年らも参加。2019年に世界大会で3位になった際の主将で中学3年の小針大輝さん(14)は「全国からつながれた思いを感じた。貴重な経験になった」と話した。
 セレモニー会場の入り口付近では五輪開催に反対する人たちが拡声器で中止を訴えた。爆竹のような破裂音がし、大勢の警察官が男を取り押さえ、逮捕する騒動もあった。
 聖火リレーは17日から東京23区に入る。