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【聖火リレー アラカルト】 最終走者は池江、Qちゃん ランナー、復活の姿に共感

2021.7.6 13:00 共同通信
1964年の東京五輪開会式で最終聖火ランナーを務めた坂井義則さん=国立競技場
1964年の東京五輪開会式で最終聖火ランナーを務めた坂井義則さん=国立競技場
 東京五輪の聖火リレーは7月23日、国立競技場の開会式でフィナーレを迎える。大会を象徴する炎を掲げ、聖火台にともす大役にふさわしいのは誰か。各地の聖火ランナーに尋ねると、白血病から復活を果たした競泳の池江璃花子が最も多く、「Qちゃん」ことマラソン五輪金メダリスト高橋尚子さんが続いた。池江に関しては、新型コロナウイルス禍で大会への不安がぬぐい切れない中、試練を乗り越えた姿が共感を呼んだようだ。
 3月にスタートした福島県から6月中旬の宮城県まで各地のリレーでランナーに選ばれた10~90代の男女100人にアンケート。「最終走者は誰がいいか」との質問に、池江と答えたのは18人、2000年のシドニー五輪で活躍した高橋さんが9人、大リーグでシーズン安打記録を更新したイチローさんが7人、レスリングで五輪3連覇を果たした吉田沙保里さんが5人と、世界で輝きを放ったアスリートが並んだ。
 池江には「病気を克服、五輪に出られるように努力した人だから」「社会全体が不安な空気に包まれる中、希望を与えてくれる」と鮮烈なカムバックに感動したとの声が寄せられた。パラリンピック選手と一緒に点火することを願う人もいた
 高橋さんを挙げた人は「五輪といえば、マラソンのイメージ」「あの笑顔で周りを元気にしてくれる」と回答。池江が各年代で人気を集める中、30~40代は、高橋さんとした人が最も多かった。
 7人は個人を特定せず、東日本大震災の被災者やゆかりのあるアスリートを候補に挙げた。
 1964年東京大会の点火者は、広島に原爆が投下された45年8月6日生まれの坂井義則さん。今大会が掲げる復興五輪を意識し、2人が「2011年に東北の被災地で生まれた子ども」と回答。「月日の重さや子どもたちが育った姿を多くの人に見てもらえる」と、復興の現状をアピールする機会になるとの意見もあった。