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【聖火リレー アーカイブス(56)】 聖火、コナン故郷巡る 57年「時をかける走者」も

2021.5.26 12:00 共同通信
鳥取県北栄町のコナンのブロンズ像が設置された「コナン大橋」を走る聖火ランナー=22日午前
鳥取県北栄町のコナンのブロンズ像が設置された「コナン大橋」を走る聖火ランナー=22日午前
 東京五輪の聖火リレーは鳥取県で2日目となった22日、人気アニメ「名探偵コナン」の作者青山剛昌(あおやま・ごうしょう)さんの出身地・北栄町などを巡り、鳥取市でゴールを迎えた。琴浦町では、前回の東京五輪の聖火リレーで随走者だった藤原孝行さん(73)が57年を経てランナーとして参加した。
 前回はランナーのそばで旗を持って走ったという藤原さんは自らトーチを運んだ。「次の人につなぐ意識が随走者と全然違う」と振り返り、新型コロナウイルス禍などをはねのけて「ポジティブな気持ちになれるよう願っている」と語った。
 鳥取市では鳥取砂丘を走るのを取りやめた。視覚と聴覚に障害があるという今本由紀さん(49)が最終ランナーを務め、聖火皿にともした。
 認知症当事者の藤田和子さん(59)は湯梨浜町で「認知症でも希望を持って笑顔で暮らせる、社会参加できる」ことを知ってもらいたいという思いで聖火をつないだ。
 北栄町では「コナン駅」のJR山陰線由良駅前や「青山剛昌ふるさと館」を巡った。県内の最高齢ランナーの原田健さん(85)は、父親の故千代吉さん(享年78歳)が前回大会で随走者だった。「親子2代でランナーに」と応募し「『高齢者が生きがいを持って暮らせるように』と走った。父から背中を押された気がする」と振り返った。
 八頭町では、1992年バルセロナ五輪マラソンの銀メダリスト森下広一さんの母校・県立八頭高3年で陸上部員の信夫大輝さん(18)が走り「五輪に出て森下さんのようにメダルを取りたい」と話した。森下さんはランナーを辞退した。
 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界ジオパークに認定された浦富海岸(岩美町)もたどった。聖火リレーは23日から兵庫県で行われる。