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【聖火リレー アーカイブス(55)】 聖火「鬼太郎」故郷巡る 名峰や被災地も、鳥取

2021.5.25 12:00 共同通信
「水木しげるロード」を走る聖火ランナー。左は「鬼太郎」の像=21日午前、鳥取県境港市
「水木しげるロード」を走る聖火ランナー。左は「鬼太郎」の像=21日午前、鳥取県境港市
 東京五輪の聖火リレーは21日、全国27府県目となる鳥取県で始まり、「ゲゲゲの鬼太郎」作者の故水木しげるさんの出身地・境港市を出発した。第1走者の地元漁師佐々木正さん(54)は妖怪のブロンズ像177体が並ぶ商店街を駆け抜け「新型コロナウイルスが終息し、世の中の人が元気になるのを願って走った」と笑顔だった。
 中国地方の最高峰・大山の麓などを巡り、2016年の県中部地震で被害を受けた倉吉市で初日のゴールを迎えた。「グループランナー」の約10人が最終走者として一斉に走って、全員で聖火皿のあるステージに上がり、障害者スポーツ指導員の山下忍さん(40)が代表して点火した
 「共生」をテーマに走ったという山下さんは「障害者スポーツのことを知ってもらえたと思う」と笑顔で振り返った。
 倉吉市では、脳性まひがありながら陸上などに挑戦し将来のパラリンピック出場を目指す小椋友貴さん(13)も聖火を運び「成長した姿を見てもらえた」とはにかんだ。
 00年シドニーパラリンピックのマラソンで5位入賞の福留史朗さん(63)は米子市を走り「聖火をつなぎ、閉塞(へいそく)感のある今の時代を切り開くことになれば」と話した。
 日野町では新型コロナ対策で公道走行を取りやめ、小学校のグラウンドを町立日野中3年頭本花蓮さん(14)らが走った。
 お笑いコンビ「ガンバレルーヤ」まひるさん(27)は日吉津村を走る予定だったが辞退した。県は全19市町村のうち15市町村でコースを短縮し「密」を避けるため観覧を事前申し込み制とした。
 2日目の22日は鳥取市など9市町を巡るが鳥取砂丘での走行はやめた。