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【聖火リレー アーカイブス(20)】 吉野経て平城京の地に 109歳や河瀬直美さんも

2021.4.16 12:00 共同通信
世界最古の木造建築とされる奈良県斑鳩町の法隆寺で、聖火のトーチを掲げて走るランナー=12日午後
世界最古の木造建築とされる奈良県斑鳩町の法隆寺で、聖火のトーチを掲げて走るランナー=12日午後
 東京五輪の聖火リレーは12日、奈良県での2日目が行われた。チューリップ畑が広がる河合町の公園からスタートし、鎌倉幕府滅亡後の14世紀前半に後醍醐天皇が南朝を興した吉野の地へ。世界最古の木造建築とされる斑鳩町の法隆寺を経て奈良市に入り、平城宮跡や薬師寺、興福寺を経由し、夜に東大寺の大仏殿前でゴールした。
 午後の大和郡山市では、これまでに正式発表されたランナーの中で最高齢とみられる109歳で、産婦人科医として地域医療に貢献した同市の賀川滋子さんが登場。トーチを掲げる装置付きの車いすに乗り、介助者に押してもらいながら沿道に両手を振った。「たくさんの人に応援してもらえると思っておらず、うれしかった」と振り返った。
 ゴール地点が設けられた奈良市では夜、映画監督の河瀬直美さん(51)らが走った。河瀬さんは笑顔で東大寺の南大門をくぐり、赤々とした炎を最終走者グループにつないだ。
 午前の大和高田市では、2000年シドニーパラリンピックで車いすバスケットボール日本代表の主将を務めた根木慎志さん(56)が登場。両手でトーチを頻繁に持ち替えて車輪を巧みに操作しながら進み、人々に手を振って応えた。
 奈良県では4月に入り、新型コロナウイルスの新規感染者が急増。リレーの県実行委員会はオンライン中継の視聴を推奨したが、多くの人が集まった場所もあった。 聖火は13日から大阪府へ。政府の「まん延防止等重点措置」適用を受け、府内全域で、公道のリレーは中止となった。代わりに万博記念公園(吹田市)の周回コースで2日間実施される。