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(597)早期発見・早期治療が大切 ティウメダカ

2021.3.23 13:00
新種のティウメダカ(東山動植物園提供)
新種のティウメダカ(東山動植物園提供)

 

 名古屋市の東山(ひがしやま)動植物園にある「世界のメダカ館」には、新種のメダカの水槽が二つある。

 一つはドピンドピンメダカ、もう一つはティウメダカだ。ドピンドピンが見つかったのは6年前。ティウメダカはその5年前の2008年だった。

 担当の田中理映子(りえこ)さんはそのときの調査チームの一人。場所はインドネシア・スラウェシ島のティウ湖だった。

 「小さくて静かな湖でした。こんなところに新種がいたんだって、本当に感動しました」

 見つかった瞬間、新種とわかったそうだ。どうしてすぐにわかったんですか?

 「当時スラウェシ島では、体長4センチ以上の大きいメダカしか見つかっていなかったんです」。ティウメダカは3センチぐらい。「このサイズなら、もうぜったい、初めてのメダカだと思いました」

 田中さんは担当するメダカの種だけでなく、標本や写真で学び、いろんなメダカを区別できる。ほかのアジアの小さいメダカとは見た目もちがっていた。

 ティウメダカの寿命は1年ぐらい。その時のメダカから、子、孫、ひ孫…と何代も育ててきた。

 注意しているのは、良い水質をたもつこと。そして病気になったとき、早く見つけて別の水槽にうつし、治療すること。「早く治療すると、治るんです」(文・佐々木央)=2019年11月配信

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