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【4504】中島屋 純米 五年熟成(なかじまや)【山口県】

2021.3.7 19:57
山口県周南市 中島屋酒造場
山口県周南市 中島屋酒造場

【B居酒屋にて 全7回の➁】

 1カ月に1回のペースで足を運んでいるB居酒屋。常時約200種類の酒を置いているから、「日本酒津々浦々」の取材に好都合なのだ。コロナ休業のあと営業を再開したものの、なかなか客が戻らない様子。飲み手としては、すこしでも支援になるよう定期的に通うことしかできない。早くコロナ禍が過ぎ去り、にぎわいを取り戻してもらいたい、と切に願う。

 最初に選んだのは、「〆張鶴 しぼりたて 生原酒」。続いていただいたのは「中島屋 純米 五年熟成」だった。中島屋酒造場のお酒は当連載でこれまで、「カネナカ 生酛純米」(当連載【942】)1種類だけを取り上げている。このお酒は「五年熟成」とうたっており、いささか警戒しながらいただいてみる。

 甘みを感じ、さらっとした口当たり。これが第一印象だった。「五年熟成」だから、飲む前は、熟成香がかなり強いのではないだろうか、と及び腰だったが、杞憂だった。上立ち香、含み香ともに熟成香はたしかにある。しかし熟成香は、紹興酒のようなパンチの効いたものではなく、それほど強くない上品な熟成香だった。ファーストアタックで甘みを感じたあとすぐに適度な旨みを感じる。そして途中から酸と辛みが出てきて、飲み進めていくと、酸がさらに出てくる、という展開だ。

 瓶の裏ラベルのスペック表示は「アルコール分16度、原材料名 米(国産)米麹(国産米)、精米歩合60%、製造年月2020.12」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 製造年月は多分、蔵出しの日。5年熟成ということは、5年前の2015年の冬に醸し5年間、ずっと貯蔵していたことになる。タンク貯蔵か瓶貯蔵か。酒屋さんのサイトによると、瓶貯蔵熟成とのことだそうだ。

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