メニュー 閉じる メニュー

(589)一生続くペア、弱ったら守る クジャクバト 

2021.3.9 11:00
白い体に大きな尾羽がかっこいいクジャクバト
白い体に大きな尾羽がかっこいいクジャクバト

 

 白い鳥が何羽もいた。尾羽(おばね)がおうぎのように広がっていてきれいだ。北海道帯広市の「おびひろ動物園」の正門近くにいるクジャクバト。多すぎて数えられない。

 担当の武井小百合(さゆり)さんに聞くと「59羽です」とすぐに教えてくれた。

 クジャクバトは名前の通りハトの仲間。町でふつうに見かけるのはカワラバト。それを品種改良してつくられたハトだ。カワラバトの尾羽は12枚ぐらいだけれど、クジャクバトの尾羽は20~36枚もある。

 尾羽を広げたすがたがクジャクに似ているので、この名前になった。

 「あの子が今年生まれたばかりの子です」。武井さんが指さしたハトを見ると、ほかのハトより白さがきわだっている。「足もピンクで、すごくかわいいでしょう」

 かべの少し高いところに、正方形に仕切られた箱のような区画がならんでいる。一つのスペースをオスとメスのペアで使っているそうだ。

 武井さんがクジャクバトですごいと思っているのは、一度ペアになったら一生続くこと。

 「たとえば、こっちのメスはもうお年寄りなので飛べなくて、下で生活している。ペアのオスの子は飛べるんだけれど、いっしょに下にいます。だれかほかの子が、ペアのメスにちょっかいをかけてきたら、間に入って守るんです」(文・写真、佐々木央)

最新記事