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【4357】美丈夫 弥太郎 純米大吟醸(びじょうふ やたろう)【高知県】

2020.10.4 15:15
高知県安芸郡田野町 濱川商店
高知県安芸郡田野町 濱川商店

【B居酒屋にて 全5回の③】

 久しぶりに酒友Tと飲んだ。Tは日本酒に対し勉強熱心で、わたくしと飲みながら、さまざまな質問をし学習していった。この飲み会をわたくしたちは「今さら聞けない日本酒講座」と称し、断続的に数回開いた。たとえば「山廃とは?」「生酛とは?」という基本的なことは知っているようできちんと言えないものを、飲みながらわたくしが分かりやすく説明する、という内容だ。

「出雲富士」「貴り」と飲み進め、3番目にいただいたのは「美丈夫 弥太郎 純米大吟醸」だった。「美丈夫」は飲む機会が多く、当連載でこれまで、12種類を取り上げている。柑橘系の香味を感じる淡麗辛口酒、というイメージで、わたくしは好感を持っている。今回のお酒はどうか。いただいてみる。

 酒蛙「このお酒、いいな。すっきり、さっぱりした口当たり。果実香ほのか。きれいで、上品感がある」
 T 「うめぇ~なぁ~。はじめ甘みを感じ、次に辛み。酸味も来るね」
 酒蛙「辛みはたしかにある。酸もある。陰に甘みもいる。キレが良く、しかも味が出ている淡麗辛口酒だね」

 瓶のラベルのスペック表示は「原材料名 米(国産)米麹(国産米)、原料米品種 高知県産吟の夢100%、アルコール分15%、精米歩合50%、製造年月2020.4」。

 使用米の「吟の夢」は、高知県農業技術センターが1990年、母「山田錦」と父「ヒノヒカリ」を交配。育成と選抜を繰り返し品種を固定。1998年に命名、2002年に種苗法登録された酒造好適米だ。

 酒名「弥太郎」の由来について、和歌山市の酒販店「酒やの鍵本」のサイトは以下のように説明している。

「幕末維新150周年を記念して醸された『弥太郎』。幕末の中心となった土佐、そんな土佐生まれの美丈夫ならではの一本です。名前の由来となっているのは『岩崎弥太郎』。岩崎弥太郎は幕末から続く諸外国の汽船会社などとの激しい戦いを制し、『東洋の海上王』と異名をとるようになり、世界に名だたる現在の三菱グループの礎を築いた幕末屈指の経済人です」

 また、「酒やの鍵本」のサイトによると、この酒には高知県産酵母「CEL酵母」が使われているとのこと。

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