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【4342】DATE 7 純米大吟醸 EpisodeⅥ(だて セブン)【宮城県】

2020.9.19 22:25
宮城県大崎市 寒梅酒造
宮城県大崎市 寒梅酒造

【E居酒屋にて 全4回の②】

「Sogga pere et fils LE SAKE EROTIQUE」の5号酵母で醸した酒を飲むため、インターバルわずか5日間で再び、E居酒屋の暖簾をくぐった。今回「5」を飲んだ結果、わたくしがこれまで飲んだ同シリーズは、「1」「2」「3」「5」「6」「7」「9」となり、残るは「4」(4号酵母で醸した酒)だけとなった。ぜひ飲んでみなくっちゃ。

 この日2番目に飲んだのは「DATE 7 純米大吟醸」だった。秋田県の5つの蔵元さんが協力し合って新しい酒造りに挑戦する「NEXT5」(2010年結成)は知られているが、こちらは宮城県の7蔵だ。結成の経緯について、日本酒情報サイトSAKETIMESで紹介されているので、以下に要約する。

「萩野酒造(宮城県栗原市)の佐藤曜平さんが2014年9月、『造りが始まる前に情報交換でもしませんか』と県内の蔵元さんに声を掛け、たまたま都合がよくて参加したのがこの7人だった。
 仙台市内で酒を飲みながらいろいろな話をしているうちに、『宮城は純米酒率でも日本一だし、いい酒を造っているのにいまひとつ地味。秋田のNEXT5みたいな目立つことはできないだろうか』という話になった。
 同じ東北地方で以前から7人も気になっていたようでしたので、『そうだそうだ。我々もやろう。マネでも構わない』と一気に盛り上がり、7人でユニットを作ることになった。名前は『宮城県は元伊達藩。その7人だから』とすんなり、『DATE SEVEN』に落ち着いた」

 7つの蔵は「勝山」(仙台伊澤家勝山酒造)、「墨廼江」(墨廼江酒造)、「伯楽星」(新澤醸造店)、「山和」(山和酒造店)、「萩の鶴」(萩野酒造)、「宮寒梅」(寒梅酒造)、「黄金澤」(川敬商店)。

 酒造りの分担は毎年交代で担当している。和歌山市の酒販店「鍵本」のサイトによると、6シーズン目にあたる今回の作業工程の担当は以下の通り。【リーダー蔵】寒梅酒造、【精米】新澤醸造店、【原料処理・蒸し】墨廼江酒造、【麹】仙台伊澤家勝山酒造、【酒母】山和酒造店、【醪】萩野酒造、【上槽】川敬商店となっている。

 さて、いただいてみる。上立ち香、含み香ともフルーティーで、華やかな香り。例えるならば、イチゴかナシのような果実香だ。濃醇で、とろみあり、分厚く感じるが、くどくはならず、すっきり感もある。味わいでは酸が比較的良く出ており、余韻は辛みと酸。豊かな味わいが広がる。

 瓶の裏ラベルのスペック表示は「原材料名 米(宮城県大崎市産)米こうじ(宮城県大崎市産米)、精米歩合29%、アルコール分16度、製造年月 令和2年7月」。

 瓶の首にはタグが掛かっており、そこには以下の口上が書かれている。

「毎年、宮城県の七つの酒蔵(『勝山』『墨廼江』『伯楽星』『山和』『萩の鶴』『宮寒梅』『黄金澤』)が技量を持ち寄り、渾身の一本を皆で醸す『DATE SEVEN』。
本年は寒梅酒造がリーダー蔵を務め、地元に実った『ササニシキ』で酒造りに励みました。
寒梅酒造は、業祖の代より酒米の自社栽培を譲らぬ信条としております。今回のササニシキも自社田ならびに近隣エリアの収穫米を選りすぐって使用しました。
寒梅酒造の地元・大崎市は、世界農業遺産にも登録される『大崎耕土』が広がります。豊穣な大地と清澄な水が育んだ米の旨味を、七つの蔵が最新の酒造技術を駆使して引き出し、結果、鮮烈に香り立つ、純米大吟醸が誕生しました。
気鋭の職人たちの手による、日本酒の新たな境地をぜひ存分にご堪能ください」

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