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【4330】陸奥八仙 夏どぶろっく 活性にごり酒(むつはっせん)【青森県】

2020.9.7 13:44
青森県八戸市 八戸酒造
青森県八戸市 八戸酒造

【B蕎麦屋にて 全2回の②完】

 山友Tと2人で先だって、山に分け入り、キャンプをした。オートキャンプではなく、ザックにテント、寝袋、酒を入れ目的地まで歩いていく、ちゃんとしたキャンプだ。Tと2人で大酒を飲み、天の川、北斗七星、カシオペア座、木星、土星など満天の星を楽しんだ。その反省会(反省会とは名ばかりの飲み会)をやろう、ということになり2人の共通の友人Mを加え、それぞれ夫婦連れの6人で楽しく飲んだ。場所は、なじみの手打ち蕎麦B庵だ。

 最初に飲んだのは「まんさくの花」。途中、蕎麦焼酎をはさみ、次にいただいた日本酒は「夏どぶろっく 活性にごり酒」だった。八戸酒造のお酒は飲む機会が多く、当連載でこれまで、18種類を取り上げている。中でも「陸奥八仙 特別純米」はわたくしの口に合い、行きつけのスナックに常備酒として瓶を置いてもらっている。

 瓶のラベルを見ると、注意しないで開栓すると中身があふれるので、くれぐれも気を付けるように、と書かれている。この酒は未開栓だった。この手の開栓は、わたくし、得意中の得意。一滴もあふれさせず、苦も無く開栓する。さて、いただいてみる。

 おおっ、美味しい。バカみたいなコメントで、テイスティングになっていないが、これが第一印象だった。次に感じたのは、飲みやすい、だった。味わいは、甘酸っぱくてサイダー的ジューシーさ。アルコール分13度とワイン並みの低さなので飲みやすい。軽い口当たりというか、ソフトでクリーミーな口当たりというか。そして後味すっきり、さわやか。やさしくて、お酒じゃなく、ソフトドリンクを飲んでいる印象だ。

 瓶の裏ラベルのスペック表示は「原材料名 米(青森県産)米麹(青森県産米)、精米歩合69%、アルコール分13度、製造年月2020年6月」にとどまり、特定名称酒の区分はしていない。原材料と精米歩合から判断すると純米酒になるが、なぜかラベルにその表示が無い。しかし、各酒屋さんのサイトを見ると、全部のサイトが、この酒を「純米」としている。おそらく、蔵から酒屋さんに流したリリース文書に「純米」と書いているからなのだろう。だったら、ラベルにも「純米」と明記してほしいものだ。

 酒屋さんのサイトでは、どこでも「シャンパンと同じ瓶内二次発酵で発泡性をもたせた活性にごり酒です。しゅわしゅわ感がすごい」と書いているが、わたくしたちが飲んだときは、さほどガス感を感じなかった。そもそも、開栓したとき、酒面がせり上がるようなこともなかった。

 酒名「陸奥八仙」の由来について、蔵のホームページは以下のように説明している。

「中国に古くから伝わる八人の仙人(酔八仙)にまつわる故事があります。それには、酒仙たちの様々な逸話や世俗の有り様など、興味深い酒の楽しみ方や味わい方が語られています。『陸奥八仙』は、この故事から引用し、飲む人が酒仙の境地で酒を楽しんで頂きたいとの思いを込めて名付けた」

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