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【4312】川中島 幻舞 特別純米 山田錦 無濾過生原酒 しぼりたて(かわなかじま げんぶ)【長野県】

2020.8.27 14:54
長野県長野市 酒千蔵野
長野県長野市 酒千蔵野

【E居酒屋にて 全6回の⑥完】

 コロナ禍による非常事態宣言が解除された当地では、居酒屋の客が徐々に戻りつつある。なじみのE居酒屋も同様だ。しかしやっぱり、コロナ前とは様子が違うようで、冷蔵庫の酒の消費速度がはかばかしくない、という。早く、コロナ前の活況に戻ってほしいものだ。E居酒屋は、酒の品揃えのセンスがなかなか良いのだから。

「愛宕の松」「星泉」「福祝」「旦」「花の香」と飲み進め、最後6番目にいただいたのは、「川中島 幻舞 特別純米 山田錦 無濾過生原酒 しぼりたて」だった。「川中島」は当連載でこれまで、4種類を取り上げている。しっかりした味のお酒、というイメージを持っている。

 口の含んだとき、舌先にすこし、ピリピリ刺激を感じる。ガス感フレッシュ感がある。完熟果実のような香りがほのか。甘旨酸っぱい味わい。甘みは飴を煮詰めたようなイメージ。濃醇で味が太く、ボリューム感がたっぷり。余韻の辛・苦みはかなり強い。総じて、力強いお酒だった。

 蔵のホームページはこの酒を以下のように紹介している。「山田錦で仕込んだ、幻舞 特別純米酒です。とても綺麗で、米の旨み・コクがしっかりとし味わえまた、おだやかな酸とともに、綺麗にキレていきます。あわせる肴はシメサバなんかが最高ですね。!」

 瓶の裏ラベルのスペック表示は「山田錦100%使用、原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)、精米歩合59%、アルコール分16度、杜氏 千野麻里子、製造年月2019.12」。

 また、蔵のホームページは、この酒のスペックを以下のように開示している。「日本酒度+4.0、酸度1.8、アミノ酸度1.5、使用米 山田錦、精米歩合59%、香り やや強い・やや複雑、味わい やや濃醇・やや辛口」

 武田信玄と上杉謙信の決戦で知られる川中島で興した蔵の歴史はかなり古い。蔵のホームページは以下のように歴史を伝えている。

「酒千蔵野は、天文9年(1540年)川中島にて創業。信州・長野県で最も長い歴史と伝統を誇る酒蔵です。全国的にも7番目の歴史を持つ酒蔵で、川中島合戦の折り『武田信玄公』が千野の酒を召し上られたことでも有名です」

 酒名「幻舞」の由来について、ウェブサイト「『日本の名酒』自宅にいながら蔵元巡りの旅」は、以下のように説明している。

「"幻舞"の命名は、蔵元の一人娘で杜氏でもある麻里子さんが命名したそうです。幻になるくらい、美味しくて人気のある(みんなが喜んでくれる)お酒を造りたい。飲んで、踊りたくなる(舞う)ようなお酒を造りたい。上村松園『序の舞』の、凛とした気品のある女性が好きで、序の舞 自分もそのようになりたいし、そういうお酒を造りたい。という、3つの願いが込められているのだそうです」

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