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【編集後記】Vol.337

2020.8.7 13:34 宍戸 博昭 ししど・ひろあき
今年の甲子園ボウルは「東西大学王座決定戦」として開催する方向で調整している
今年の甲子園ボウルは「東西大学王座決定戦」として開催する方向で調整している

 

 関西学生アメリカンフットボール連盟は8月5日、10月中旬の開幕を目指す今秋の1、2部の公式戦を、史上初めてトーナメント方式で行う方針を明らかにした。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う決定である。

 

 試合は原則無観客で開催されるが、11月下旬に大阪・万博記念競技場予定されている1部の決勝は観客を入れる方向で調整するという。

 

 関西の優勝校は、東西大学王座決定戦として実施する予定の「甲子園ボウル」で、関東の代表と対戦する。

 関東学生連盟は、1部TOP8と同BIG8を4校ずつの2ブロックに分けてリーグ戦を実施し、両ブロックの同順位が対戦して最終順位を決める方式での開催を打ち出している。

 

 しかし、こちらも今後の状況次第ではトーナメント方式に変更するなどの措置を取り、政府の緊急事態宣言が発出された場合は、躊躇なく公式戦を中止するとしている。

 両連盟ともに入れ替え戦は行わない。これも、昇格を目指す下位リーグの大学にとってはモチベーションが上がらない一因になっている。

 

 全てが流動的な状況で目標が定まらない学生諸君は、どんな思いで練習に取り組んでいるのだろうか。

 リーグのレベルに関係なく、大事な最終学年のシーズンを、本来の形で全うできない4年生は本当に気の毒だ。

 国立大学を中心に、ほとんどの大学がまだ練習施設を開放していない。試合より、むしろ仲間との一生の思い出になる夏の合宿練習の禁止をやむなく通達した連盟もある。

 

 8月7日は暦の上では立秋だが、梅雨明けしてから全国的に記録的な猛暑が続いている。

 事態の収束が見えないなかで、「NO FOOTBALL NO LIFE」を掲げ2012年の夏に立ち上げた「週刊TURNOVER」は今年、創刊から9シーズン目を迎えた。(編集長・宍戸博昭)

宍戸 博昭 ししど・ひろあき

名前 :宍戸 博昭 ししど・ひろあき

プロフィール:1982年共同通信社入社。運動記者として、アトランタ五輪、テニスのウィンブルドン選手権、ボクシングなどスポーツ全般を取材。日本大学時代、「甲子園ボウル」にディフェンスバック、キックオフ、パントリターナーとして3度出場し、2度優勝。日本学生選抜選出。NHK―BSでNFL解説を20年以上務めている。

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