メニュー 閉じる メニュー

(570)台車の音に反応して鳴く カンムリサケビドリ

2020.6.9 11:46
つばさを少し広げたカンムリサケビドリ。するどいツメが左はしに見える
つばさを少し広げたカンムリサケビドリ。するどいツメが左はしに見える

 

 グレーの体、首はベルトをまいたように黒く、頭の羽毛(うもう)が後ろに流れる。長野県飯田(いいだ)市立動物園で初めてカンムリサケビドリという鳥に会った。名前はカンタロウ。

 担当の勝山友梨子(かつやまゆりこ)さんによると、南アメリカのボリビアやブラジルにいる鳥だ。となりのケージのアンデスコンドルと目を合わせたりしている。

 カモの仲間だというけれど、がっちりした足で、水かきもないから、あまりカモっぽくない。「水の中にいるのではなく、水辺にいる鳥なんです。よく見ていると、やっぱりカモなんだと感じさせる動きをしますよ」

 木のえだを入れると巣作りに使う。「でも多く入れると、巣作りに夢中になっちゃうので、少しにしています」

 サケビドリというぐらいだから、声がすごいんんですか? 「やってみますか? 録音の準備をしていてください」

 勝山さんが、がたがたと台車をおして走ってもどってきた。すると、カンタロウがけたたましい声で鳴く。犬とガチョウをまぜたような声だ。

 「たぶん音に反応しているんです。こうすると鳴くということを見つけたので、来園した方への説明のときにやっています」と勝山さん。

 でも、鳴かずにしーんとなっちゃうこともあるそうだ。カンタロウ、きょうは鳴いてくれてありがとう。(文・写真、佐々木央)

最新記事