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不妊の悩み、相談員を養成 NPOが受講生募集

2020.5.28 14:15

 不妊で悩む人を支援している当事者団体であるNPO法人Fine(ファイン)は、不妊に特化した相談を担う「不妊ピア・カウンセラー」の養成講座をリニューアルした。生殖補助医療の専門医2人の講座内容を一新し、受講生を募集している。

NPO法人Fineによる不妊ピア・カウンセラーの養成講座=2019年12月、東京都江東区(同法人提供)
NPO法人Fineによる不妊ピア・カウンセラーの養成講座=2019年12月、東京都江東区(同法人提供)

 

 ピアは「仲間」という意味の英語。不妊で悩んだり治療を受けたりした体験のあるピア・カウンセラーが、今悩んでいる人を対象に電話相談や面接カウンセリングを担う。2005年に開講して以来、同法人は今年3月までに131人をカウンセラーに認定してきた。
 養成講座は、基礎24講座、専門36講座、スクーリング全3回6日間。12年にネットを通じたeラーニングを導入し、スクーリング以外は遠隔での受講が可能だ。通常2年の「ライセンス取得コース」のほか、1年の短期集中で資格を取るコースもある。
 現在、1年短期コースの受講生を先着15人で募集中。締め切りは8月20日。受講料や応募の詳細は同法人のウェブサイト、申し込みは専用ウェブサイトから。
 不妊当事者との接し方を知りたい、気持ちを理解したいと考える医療者や関係者向けに、1講座3千円からの受講も受け付けている。
 国立社会保障・人口問題研究所が15年に実施した調査結果では、日本で不妊を心配したことがあるカップルは3組に1組、実際に不妊の検査や治療を受けたことがあるカップルは5・5組に1組と報告されている。
 同法人は「不妊に悩む当事者は、特別視されて周囲にも話しづらい。そうした孤独に陥りがちな人たちを支えたい」とコメントしている。

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