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回復までの期間短縮効果を確認 治療薬レムデシビルで米衛生研

2020.5.23 22:52 共同通信

新型コロナウイルス感染症の治療薬候補「レムデシビル」(ロイター=共同)
新型コロナウイルス感染症の治療薬候補「レムデシビル」(ロイター=共同)

 新型コロナウイルス感染症の治療薬として日本で特例承認された「レムデシビル」について、米国立衛生研究所(NIH)は22日、投与によって患者が回復するまでの期間を短縮する効果が見られたとする、初期臨床試験の結果を発表した。

 米食品医薬品局(FDA)が緊急使用を許可した際に用いたのと同じ約千人の入院患者のデータ。薬を10日間投与した人が退院できるようになるまでの期間の中央値は11日で、偽薬を投与した人の15日より4日短かった。特に酸素供給が必要な重症者に効果が期待できるとチームはみている。

 2週間後までの死亡率は投与した患者の方が低い傾向が見られたが、薬による明確な効果は確認できなかった。チームは他の薬との併用療法を検討する必要があると指摘している。

 4月に実施された臨床試験には日本を含む10カ国が参加。結果は米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン電子版に掲載された。レムデシビルは吐き気や肝臓機能の悪化などの副作用が知られる。