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陸自総合火力演習、無観客で実施 コロナ対策で海空参加せず、静岡

2020.5.23 11:17 共同通信

陸上自衛隊の「富士総合火力演習」で実弾射撃を行う10式戦車=23日午前、静岡県の東富士演習場(陸上自衛隊のユーチューブより)
陸上自衛隊の「富士総合火力演習」で実弾射撃を行う10式戦車=23日午前、静岡県の東富士演習場(陸上自衛隊のユーチューブより)

 陸上自衛隊による国内最大規模の実弾射撃演習「富士総合火力演習」(総火演)が23日、静岡県の東富士演習場で開かれた。新型コロナウイルス感染拡大防止のため観客は招かず、例年部隊を派遣している海上、航空自衛隊も参加を見合わせた。

 離島への敵の侵攻を阻止する想定で、戦車・装甲車約30両、火砲約40門、実弾約19トン(約3億6千万円)を使用。参加するのは静岡、神奈川県の部隊に限り、隊員数は昨年の約2600人から約1800人に減少した。

 演習では、戦車やりゅう弾砲が次々に登場。ごう音とともに富士山の裾野に向けて射撃を繰り返し、着弾地点に土煙が立ち上った。

 例年、参加部隊とは別に若手隊員ら約4千人が研修として現地で見学するが、今年は近隣の隊員約千人に限定し、残り約3千人は各地の駐屯地などでインターネット中継を見ることにした。

 観客を入れた一般公開は1966年に始まり、取りやめたのは、総火演自体が行われなかった79年以来2回目。昨年は観客2万人以上が訪れた。例年は8月下旬に実施されているが、今年は東京五輪が7~8月に予定されていたため前倒しした。