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【4229】初亀 純米吟醸 おりがらみ 生酒(はつかめ)【静岡県】

2020.5.21 17:12
静岡県藤枝市 初亀醸造
静岡県藤枝市 初亀醸造

【S居酒屋にて 全12回の②】

 仕事で知り合った飲み仲間TとA、そしてわたくしと元同僚のW。この4人で飲み会を開いた。場所は銀座のS居酒屋。キャパが大きく、置いている酒の種類も非常に多い。フロアマネージャーのような方は酒にめっぽう詳しい。酒の勉強をするのにもってこいの店だ。お酒はフロアマネージャー的なSさんにすべてお任せだ。

 トップバッターは、「ゆきおんな Ohmine Junmai 3grain」。続いて持ってきたのは「初亀 純米吟醸 おりがらみ 生酒」だった。「初亀」は当連載でこれまで、6種類を取り上げている。淡麗辛口というイメージを強く記憶している。今回のお酒はどうか。いただいてみる。

 酒蛙「おりがらみらしい、シルキーでやわらかな口当たり」
 W 「甘みが少ない。香りたなびく感あり。美味しい」
 酒蛙「たしかに」
 A 「しゅわしゅわは無い」
 酒蛙「最初のアタックは甘み。甘みは少し。中盤から余韻にかけては辛みが味の主体となる。おりがらみは、甘い味わいの酒が多いが、これは辛口のおりがらみ酒だ」
 T 「これも旨い」
 酒蛙「落ち着き感がある。最初、酸を感じなかったが、飲んでいたら清涼感のある酸がすこし出てきて、わずかに甘酸っぱさも」

 蔵のFacebookはこの酒を以下のように紹介している。「しぼりたての爽快感に僅かな澱が絡むことで、新酒の繊細な味わいに厚みが加わります。うすにごりでありながら味わいはややドライでキレがよく、お料理と共にお楽しみ頂きたい一本です」

 瓶の裏ラベルのスペック表示は「原材料名 米(国産)米麹(国産米)、アルコール分15度、使用米 兵庫県東条産山田錦(100%使用)、精米歩合55%、杜氏 八重樫次幸、製造年月2020年1月、1636年創業」。兵庫県東条地区は、山田錦の中でも最も評価の高い特A地区である。

 酒名および蔵名「初亀」の由来について、「日本の名酒事典」は「寛永12年(1635)創業。初日のように輝き、亀のように末永く栄えることを願って命名された」と説明している。

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