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(555)青い舌に二つの役割 アオジタトカゲ

2020.5.20 11:51
高速で舌を出し入れするので、なかなか写真がとれなかった
高速で舌を出し入れするので、なかなか写真がとれなかった

 

 静岡県河津町(かわづちょう)の「体感型動物園iZoo(イズー)」には、爬虫類(はちゅうるい)とのふれあいコーナーがある。「このアオジタトカゲが人気です」と園の森悠(もり・ゆう)さん。

 オーストラリアにいるトカゲだ。頭でっかちでしっぽが長く、手足は短い。茶色っぽい体に、デザインしたような黒のしまもようが入る。手に持つと、すべすべしていて、ずっしり重い。

 「頭の形やもようが絵にかかれたツチノコにすごく似ていて、ツチノコの正体はアオジタトカゲではないかという説があるんですよ」。ツチノコは日本に昔から生息するといわれるヘビに似た生きものだ。

 日本で爬虫類がまだペットとしてあまり飼われていなかったころ、輸入され、逃げ出したものが野山で見つかり、ツチノコと思われたのではないかという説だ。

 「雑食性で食欲おうせい。バナナも食べるし、虫やネズミも食べます」

 アオジタという名の通り、舌が青い。ふれあいとは別の場所にもいて、地面をゆっくり歩きながら、青い舌をちろちろ出し入れしていた。

 「ヘビもそうなんですが、舌でにおいをかいでいるんです。においのつぶを舌でからめとって感じています」

 青い舌にはもう一つ役割がある。「敵に見せておどかします。青い色は目立つから、強くアピールできるんです」(文・写真、佐々木央)=2019年1月配信

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