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コロナサイト、高校生が作成 滋賀県公式の「最新感染動向」

2020.5.17 19:49 共同通信

滋賀県の「最新感染動向」というサイトを作成した伊藤祐聖さん。オンラインで取材に応じた=17日
滋賀県の「最新感染動向」というサイトを作成した伊藤祐聖さん。オンラインで取材に応じた=17日

 身近な地域の新型コロナウイルス感染状況はどうなっているの―。こんな不安に応えるため、各自治体はホームページに趣向を凝らしているが、滋賀県の「最新感染動向」というサイトを作成したのは、同県守山市にある立命館守山高3年の伊藤祐聖さん(17)=同県栗東市=だ。「休校続きの中で学生にチャンスを」といった特別枠ではなく、実力で選ばれた。

 依頼を受けたのは3月中旬。東京都が新型コロナウイルス関連の情報サイトを作成したことを受け、滋賀県でも同様のものを作ろうと、県内のIT事業者に相談したところ、昨夏に県内の情報通信技術コンテストで最優秀賞を受賞した伊藤さんに白羽の矢が立った。「県のコロナ感染状況が分かるサイトを作れるか」と聞かれ「できます」と二つ返事で引き受けた。

 東京都が公開するソースコード(サイトの設計図)を利用して数時間で作成。細かい調整を県や他のエンジニアと行い、3月24日から公開。「自分の技術を生かせて誇りに思う。県と市民が協働して取り組むことに意義がある」と話す。

 プログラミングを始めたのは小学6年。元々好きだった電子工作の部品を管理するデータベースを作ろうとしたのがきっかけだ。独学で勉強し、昨夏にロボットのプログラミング技術などを競うロボカップジュニアの世界大会で3位に輝くなど才能を発揮してきた。

 4月のロボカップジュニア全国大会は中止に。「最後の高校生活を目いっぱい楽しみたい気持ちはある。でも今は感染拡大を抑えるためソーシャルディスタンス(社会的距離)を保つなどできることをする」と話した。