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(549)水面を走る忍者 グリーンバシリスク

2020.5.14 11:00
グリーンバシリスクのオス。忍者のように走るようすは見られなかった
グリーンバシリスクのオス。忍者のように走るようすは見られなかった

 

 木の上に緑色の生きものがいた。頭のとさか、背中と尾のぎざぎざが大きくてかっこいい。よく見ると、水色や黄緑もまじっている。黒いひとみの周り、人間なら白目の部分はオレンジ色だ。

 静岡県河津町(かわづちょう)の「体感型動物園iZoo(イズー)」にいるグリーンバシリスク。担当の森悠(もり・ゆう)さんによると、イグアナ科に分類されるトカゲだ。

 同じ緑色だけれど、とさかがないトカゲもいた。「こちらはメス。メスにはとさかがありません。おなかがふくらんでいるのは、これから卵を産むんです。土の中に卵をかくすんですよ」

 すごく人気がある。「図鑑で見たから実物を見たいと言ってくる子どもたちが多いです」

 体のところどころに白っぽい皮が付いている。「脱皮(だっぴ)中です。ヘビはするっと全体がむけるけれど、トカゲは人の日焼けあとみたいな感じで部分部分でむけていくんです」。生きものによって脱皮もいろいろなんだ。

 中央アメリカに生息している。ここは生息地の環境(かんきょう)を再現している。奥の方はジャングルのように葉がしげり、手前は川のようになっている。

 「ヘビとかがおそってきたら、水面をものすごいスピードで走ってにげる。水面を走る忍者(にんじゃ)のようと紹介されることもあります」。のんびりしているようだけど、すごい運動神経なんだ。(文・写真、佐々木央)=2018年12月配信

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