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フランス縦断!将棋ツアー~前編~

2017.1.6 11:16 女流二段 北尾まどか
マリーキュリー幼稚園で「どうぶつしょうぎ」を楽しむ子どもたち
マリーキュリー幼稚園で「どうぶつしょうぎ」を楽しむ子どもたち

 明けましておめでとうございます。

 2017年は、これまで行ったことのない国へ旅に出ようと思っています。まだ見ぬ土地で、たくさんの出会いがありますように!本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 私の海外普及活動の原点は2010年のフランス。カンヌで毎年行われているゲームフェスティバルの将棋ブースに伺うことになったのが始まりです。そこでフランス将棋連盟の皆さんがとても熱心で、丁寧に将棋を教えている姿に感銘を受けました。こんなにも将棋を愛し、献身的に広めてくださっている方々が海外にいるのだ、と。

 もともと将棋プレーヤーの数が多かったフランスでは、2006年にアルザスで行われたヨーロッパ将棋選手権を機に、フランス将棋連盟が立ち上がりました。現在は九つの地域にクラブがあり、約150人が会員として登録しているそうです。

 ゲームフェスティバルの時にお世話になった皆さんとの縁で、フランスには毎年訪れるようになりました。私にとっては第2の故郷ともいえる大好きな国。昨年の春には3週間の旅をしました。訪れたのはマルセイユ、トゥーロン、カンヌ、ストラスブール、ナント、パリの6カ所。南から東端へ、そして西の端へ(フランスの高速列車TGVで5時間!)フランス中を大移動し、「Japan Expo」 や学校、囲碁クラブやチェスクラブに伺って、連日将棋を教えてきました。

 フランス南部で普及活動をされているのは、フィリップ・ドベッタさんのご夫妻。奥さまのちえりさんの日本のご実家に、ご主人のフィリップさんが来られたときに将棋を知り、フランスに戻られてからもずっと続けられ、今では各地で将棋イベントを行っています。今回の旅では、ちえりさんには通訳、フィリップさんにはスケジュールの調整から道具の準備を含め、あらゆる面で支えていただきました。

 マルセイユのドミエ高校では1年生と2年生の二つの日本語クラスで授業を行いました。まずは将棋の歴史やチェスとの違いについての説明。その後、チェスのルールを知っている生徒には将棋を、そうでない生徒には「どうぶつしょうぎ」で対局してもらいました。

 ブリニョールのマリーキュリー幼稚園では、年長さん、年中さんのクラスで「どうぶつしょうぎ」を教えました。かわいいイラストはフランスの子どもたちにも大人気!楽しそうに何度も対戦を繰り返す子どもたちの笑顔を見て、将棋に国境はなく世界をつなぐゲームなのだと思いました。(北尾まどか)

将棋を学ぶドミエ高校の生徒たち
将棋を学ぶドミエ高校の生徒たち
チェスクラブでの交流会
チェスクラブでの交流会
マリーキュリー幼稚園で「どうぶつしょうぎ」を教える北尾女流二段
マリーキュリー幼稚園で「どうぶつしょうぎ」を教える北尾女流二段
「どうぶつしょうぎ」を指すマリーキュリー幼稚園の子どもたち
「どうぶつしょうぎ」を指すマリーキュリー幼稚園の子どもたち

 

北尾まどか

名前 :北尾まどか

肩書き:女流二段

プロフィール:北尾まどか女流二段 2000年 、女流棋士2級としてプロデビュー。09年 10月から半年間、NHK将棋講座にレギュラー出演。女流プロ公式戦の対局をこなす傍ら、幼稚園、小・中学校などの教育機関での出張授業や、原稿執筆、講演など、幅広く活動している。10年に将棋普及のため、「株式会社ねこまど」を設立し、代表取締役に。「将棋をもっと楽しく 親しみやすく 世界へ」を理念に掲げ、世界中でイベント出演など将棋を通じて国際交流を行っている。多くの子どもたちに将棋を楽しんでもらおうと考案した「どうぶつしょうぎ」は、発売以来累計60万個を突破するヒット商品になった。東京都出身。1980年1月21日生まれ。

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