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47リポーターズ

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バンコクの将棋ワークショップ

2017.8.4 11:01 女流二段 北尾まどか
「どうぶつしょうぎ」を楽しむバンコクの子どもたち
「どうぶつしょうぎ」を楽しむバンコクの子どもたち

 タイのバンコクは活気があふれる街。スカイトレイン(BTS)が駆け巡り、その周りには巨大なショッピングモールが次々と建設され、とてもにぎわっています。今回のイベントは、6月3日にBTSプロンポン駅からスカイウオークで直通の「エムクオーティエ」というモール内で行いました。

 建物の中に入ると、らせん状のエレベーターの周りにはお店が並び、中央は豊かなグリーンに水が流れていて、〝癒やし〟を感じられる空間になっています。なんて機能的で洗練されたデザイン!これまで私が抱いていたタイの印象を一新する光景でした。

 こちらでも紀伊國屋書店さんにお世話になり、書棚に囲まれたスペースでの将棋ワークショップを開催しました。到着すると、すでに会場の準備が整っていて、現地のスタッフがお手製で作ってくださった「どうぶつしょうぎ」の大盤と、タイ語に翻訳してくださったルールペーパーが展示されていて感激しました。これで現地の方々にも「どうぶつしょうぎ」を楽しんでいただくことができます。

 棚には将棋関連の書籍がたくさん並んでいました。日本語のものだけでなく、英語で書かれた本や子ども向けのチェスの本も一緒に置かれていて、まだ将棋を知らないタイの方々に、将棋の楽しさを伝える良い工夫だとありがたく思いました。

 予定時刻のだいぶ前からたくさんの子どもたちが集まり、机の周囲は満員です。その周りを取り囲んで保護者の方々や、たまたま店内にいらっしゃったお客様にも「どうぶつしょうぎ」のルール説明を聞いていただくことができました。椅子を置いて座るスペースがないどころか、机も足りなくなってしまったので、椅子の上にも盤を広げて対戦。小さなお友達もお母様と一緒に参加してくれて、あっという間の1時間でした。

 第2部は将棋ワークショップ。日本将棋連盟のバンコク支部の方々にもご協力いただき、来場者に将棋の駒の動きを説明します。私は3面指しで子どもたちと対局しました。飛車と角と玉の3枚だけを使って行うミニゲームを教えると、女の子が何度も対局をせがんできて、それをとても気に入ってくれた様子。今後も将棋を続けてくれそうで、とてもうれしくなりました。次にバンコクに来るときは、本将棋で対局できるかな?(北尾まどか)

大勢の人が参加した将棋ワークショップ
大勢の人が参加した将棋ワークショップ
会場には「どうぶつしょうぎ」の大盤とルールペーパーのパネルが展示
会場には「どうぶつしょうぎ」の大盤とルールペーパーのパネルが展示
「どうぶつしょうぎ」を教わる子どもたち
「どうぶつしょうぎ」を教わる子どもたち
「どうぶつしょうぎ」の大盤を横に記念撮影する北尾女流二段
「どうぶつしょうぎ」の大盤を横に記念撮影する北尾女流二段
北尾まどか

名前 :北尾まどか

肩書き:女流二段

プロフィール:北尾まどか女流二段 2000年 、女流棋士2級としてプロデビュー。09年 10月から半年間、NHK将棋講座にレギュラー出演。女流プロ公式戦の対局をこなす傍ら、幼稚園、小・中学校などの教育機関での出張授業や、原稿執筆、講演など、幅広く活動している。10年に将棋普及のため、「株式会社ねこまど」を設立し、代表取締役に。「将棋をもっと楽しく 親しみやすく 世界へ」を理念に掲げ、世界中でイベント出演など将棋を通じて国際交流を行っている。多くの子どもたちに将棋を楽しんでもらおうと考案した「どうぶつしょうぎ」は、発売以来累計60万個を突破するヒット商品になった。東京都出身。1980年1月21日生まれ。

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