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まどかと巡る世界将棋紀行

「どうぶつしょうぎ」の考案者である北尾まどか女流二段が、日本の伝統文化である将棋をもっと世界に広げるため、各国を巡ります。海外での将棋事情がよく分かる北尾女流二段のコラムです。

キエフのヨーロッパ将棋選手権 

2017.8.18 11:10 女流二段 北尾まどか
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将棋を楽しむウクライナの子どもたち
将棋を楽しむウクライナの子どもたち

 夏はヨーロッパ将棋選手権の季節。今年は8月3~6日に、ウクライナの首都キエフで開催されました。初めて訪れる国なのでとても楽しみにしていたのですが、直前まで仕事に追われて準備もそこそこ、慌ただしく渡航日を迎えることに。出国直前に成田空港の本屋さんに駆け込んだものの、詳しいガイドブックを見つけられず、ウクライナについてほとんど知識のないまま、日本を飛び立ちました。

 直行便がないためアムステルダム経由でポリースピリ空港へ。キエフは北緯50度と、だいぶ北に位置していますが、到着日の気温は35度と東京並みの暑さでした。本コラムに以前、登場していただいたヴィクトリアさんが到着口まで迎えにきてくれて、ほっとひと安心。再会を喜びながら市内へと向かいました。

 街の中心地にある「ウクライニャン・ハウス」という建物が今大会の会場。壁にはウクライナのアーティストによる絵画が飾られています。ウクライナ将棋連盟の会長であるボリス・バイデンコさんはヴィクトリアさんのご主人で、夫婦で力を合わせてこの大会を運営されていました。

 ヴィクトリアさんは、1995年に日本大使館のイベントで将棋の存在を知ったそうです。その時は将棋用具を目にしただけで対局する相手がいなかったため、本やインターネットで情報を集めて勉強したとのこと。「実は囲碁をやりたかった」というボリスさんに将棋を教えたのもヴィクトリアさんでした。そして徐々にプレーヤーが増えていき、今では会員は30人ほどで、ほぼ毎週開催している将棋の会には毎回10人程度の参加があるとのことでした。

 今大会には66人の将棋プレーヤーが参加、4日間にわたって対局を行います。そこで使用する盤は全てヴィクトリアさんによる手作り!それだけでも大変なことですが、諸外国から来る参加者やゲストとの連絡、会場や食事会の手配、大会の進行や表彰などを全て行うのですから、運営は並大抵の苦労ではありません。そんな中、いつも笑顔で親切にしてくださったスタッフの皆さまには本当に頭の下がる思いでした。(北尾まどか)

会場前でヴィクトリアさんと一緒に記念撮影
会場前でヴィクトリアさんと一緒に記念撮影
キエフで将棋レッスン
キエフで将棋レッスン
「どうぶつしょうぎ」のトーナメント戦
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ビッグな「どうぶつしょうぎ」
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北尾まどか

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