メニュー 閉じる メニュー

コロナでプラ汚染に拍車 マスクや容器使い捨て 【新型コロナ・ミニ知識】

2020.10.13 14:00 共同通信
欧州バルカン半島沿岸の海底に他のプラスチックごみと共に沈んだ使い捨てマスク=7月(ゲッティ=共同)
欧州バルカン半島沿岸の海底に他のプラスチックごみと共に沈んだ使い捨てマスク=7月(ゲッティ=共同)

 

 新型コロナウイルスの拡大は世界のプラスチック汚染に拍車を掛けそうだ。米科学誌に最近、そんな研究が発表された。

 大きな原因は、プラスチックが原料によく使われる使い捨てマスクだ。世界規模の需要増大を受け、中国は今年2月末時点で、1日の生産量を約1億1600万枚と従来の10倍以上に拡大した。ある試算によれば、世界で毎月1290億枚のマスクがごみになる恐れがあるという。

 外出自粛により食品の宅配や持ち帰りが増えたことも、プラスチック容器の使い捨てを確実に増大させている。

 心配されるのは、処分が追いつかず不適切な廃棄が増えることだ。既に各地の水域で捨てられたマスクが見つかっている。それらはいずれ微細なマイクロプラスチックとなり海洋生物の体内に取り込まれる恐れがある。

 研究者は「プラスチックの使い捨てを減らし、人々の健康と環境の両方を守る方策の策定が急務だ」と指摘する。(9月29日配信)