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英薬局チェーン、DV被害に拠点 「駆け込み」に店内の一室提供

2020.5.2 6:19 共同通信

入店を待つ来店客が間隔を開けて行列する英大手薬局チェーン「ブーツ」の店舗(右)=3月、ロンドン(ロイター=共同)
入店を待つ来店客が間隔を開けて行列する英大手薬局チェーン「ブーツ」の店舗(右)=3月、ロンドン(ロイター=共同)

 【ロンドン共同】ドメスティックバイオレンス(DV)被害者は駆け込んでSOSを―。新型コロナウイルスの感染拡大で外出制限が続く英国で、大手薬局チェーン「ブーツ」が1日から、DV被害者が支援団体などに相談の電話ができるよう店内の一室を提供する取り組みを始めた。英メディアが報じた。

 自宅でストレスをためる加害者の暴力や監視から逃げ場のないDV被害者を助ける試みだ。

 英下院議員らの報告書によると、英国では3月下旬に外出制限が導入されて以降、DVの相談機関への電話が約1.5倍、DVによる殺人事件は約2倍に増えた。

 外出制限の下では多くの商店が休業中だが、医薬品を扱う薬局は営業を継続。英国内に約2400店舗あるブーツは慈善団体と協力し、店に来た被害者が薬剤師に申し出れば、通常は客が薬剤師との相談に使う一室を利用できるようにした。

 ブーツの担当者は「困難な状況下で支援を必要としているDV被害者を助け、安全な場所を提供したい」と話している。