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日本航空、再上場後初の赤字 1~3月期、229億円

2020.4.30 19:15 共同通信

羽田空港の駐機場に並ぶ多くの旅客機=30日午後(共同通信社ヘリから)
羽田空港の駐機場に並ぶ多くの旅客機=30日午後(共同通信社ヘリから)

 日本航空が30日発表した2020年1~3月期連結決算の純損益は、前年同期の442億円の黒字から229億円の赤字に転落した。新型コロナウイルス感染拡大による国内外の旅客急減が直撃し、経営破綻を経て12年に再上場して以降、初の四半期赤字となった。1~3月期は日航としのぎを削る大手ANAホールディングス(HD)も赤字に沈んだほか、航空機メーカーの業績も急下降しており、世界的な航空不況が鮮明になった。

 日航の通期決算となる20年3月期の売上高は、前期比5.1%減の1兆4112億円、純損益は64.6%減となる534億円の黒字だった。21年3月期業績予想は開示を見送った。新型コロナの影響を見極めることが難しいとしている。

 菊山英樹代表取締役専務執行役員はインターネットを通じた決算記者会見で「雇用を守ることが最大の原点だ」と述べ、人員削減に否定的な見方を示した。日航は30日、金融機関からの借り入れや社債の発行などにより、1千億円規模の資金を確保したと明らかにした。今後も資金調達に向け、金融機関との協議を続けるという。

 ANAHDが28日公表した1~3月期の純損益は、前年同期の39億円の黒字から587億円の赤字に転落し、四半期ベースで最大の赤字額となっていた。