抗体あっても再感染の可能性指摘 WHO、警戒呼び掛け

2020年04月28日
共同通信共同通信

 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)で緊急事態対応を統括するライアン氏は27日、新型コロナウイルスに感染後、体内にできる「抗体」について「感染した」という証明にはなるが、再感染しないこととは「別問題だ」と述べた。抗体があっても再感染の可能性があるとして警戒を呼び掛けた。

 ライアン氏は「(既往歴などのない)健康な人が、新型コロナ感染症から完全回復すれば『一定の期間』は感染しないと、経験から見なすことはできる」と言及。ただし「『一定の期間』がどれほどなのかは判明しておらず、さらなる調査が必要だ」と強調した。

 WHOは同日までに、「新型コロナ感染症から回復した人や、抗体を持っている人が、再び感染しないという根拠は、現時点では存在しない」とする文書を発表。「いかなる研究でも、抗体の存在が、新型コロナに対する免疫を示すとの結果は出ていない」とした。