『MISSING 失われているもの』村上龍著 迷宮を彷徨い、書くことの意味を問う
2020.5.1 7:07
共同通信記者 田村文
最初の数ページだけ試し読みをしようとして、ずるりと体ごと持っていかれた。村上龍の5年ぶりの長編小説は、記憶と無意識と想像が織りなす迷宮をひたすら彷徨いながら、作家の原点にまでさかのぼり、小説を書く ...