ゼネコン大手、全国で工事中断 緊急事態宣言拡大、5月上旬まで

2020年04月17日
共同通信共同通信

 大手ゼネコンの鹿島と大林組は17日、緊急事態宣言の対象が全都道府県に拡大したことを受け、5月6日まで全国の建設現場で工事を止める方針だと発表した。大成建設は4月25日~5月10日の間、発注者の理解が得られれば工事を止める考えだ。拡大前の対象地域である7都府県で工事を原則中止すると表明していた清水建設は13都道府県に対象を広げる。広範囲に工事が止まる異例の事態で、雇用情勢の悪化などを通じて地方経済にも打撃を与えそうだ。

 鹿島によると、全国に約700の建設現場があり、社員や作業員ら計約4万3千人が働く。大林組も全国での工事中断に向けて発注者との協議に入る。

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