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【4194】鍋島 特別本醸造(なべしま)【佐賀県】

2020.3.24 12:46
佐賀県鹿島市 富久千代酒造
佐賀県鹿島市 富久千代酒造

【TU会例会 全6回の③】

 2カ月に1回のペースで、M居酒屋で開いている異業種間飲み会「TU会」。今回は9人が参加、にぎやかに飲み、にぎやかに酒を論評し合った。

「大江山」「御所泉」という初めておめにかかる酒のあとは、おなじみ「鍋島」だった。しかしこれは、普通の「鍋島」ではなかった。「鍋島」のイメージとしては、純米~純米吟醸を醸す、高レベルの純米蔵という色合いが濃い。しかし、この酒は特別本醸造だったのだ。ヨネちゃんとわたくしは「え~~~っ??? 『鍋島』は本醸造も造るの???」とぶったまげる。

「鍋島」の純米~純米吟醸は、濃醇で甘旨酸っぱいフルボディー系の酒、という印象を持っている。今回のお酒はどうか。いただいてみる。

 酒蛙「おおおおっ、コレハ旨いっ!」
 ヨネちゃん「旨いねぇ~~」
 SG「フルーティー」
 ST「美味しい」
 ヨネちゃん「純米吟醸よりこっちの方が美味しい」
 W 「こりゃ、美味しい」
 SG「飲みやすい」
 KT「まとまりの良いお酒」
 ヨネちゃん「こりゃ、造りが上手だ。美味しい」
 酒蛙「完熟果実の香り。甘旨酸っぱく、軽快感がある。鍋島の純米吟醸などは、どっしりしているが、こちらの方は軽快感があり、やわらかな口当たりが特長。抜群のバランス。純米~純米吟醸と全然違う。俺は、こっちの方が好きかも」
 ヨネちゃん「こっちの方が好きだよ」
 酒蛙「極めてジューシー。酸がさわやかでチャーミング」
 SG「純米吟醸より万人受けする」
 酒蛙「やわらかくさらりとした口当たりで、キレが良い」

 予想に反し、全員から大好評の「鍋島 特別本醸造」だった。やっぱりこの蔵の実力は抜きん出たものがあり、何を造っても水準をはるかに超えたものを生み出すのだろう。

 瓶の裏ラベルのスペック表示は「原材料名 米(国産)米麹(国産米)醸造アルコール、アルコール分15度、精米歩合60%、製造年月2020.01」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 蔵名「富久千代」の由来について、蔵のホームページは以下のように説明している。「当初の社名は『盛寿』でしたが、戦時中の企業整備と戦後の復興を機に“千代に栄えて福きたる”という願いを込めて「富久千代」と改称しました」

 また、酒名「鍋島」の由来について、蔵のホームページは、以下のように説明している。

「(前略)1997(平成9)年4月、目標とする酒はできたのですが、肝心の銘柄を決められないでいました。(中略)新しい銘柄は、一般公募で決めることになり、地元の佐賀新聞社様に記事(平成9年10月17日)として取り上げていただきました。(中略)寄せられた150に及ぶ候補の中から、コンセプトの『佐賀を代表する地酒を目指して』にふさわしい名前として、『鍋島』を選ばせていただきました。江戸時代、約300年にわたって佐賀藩を統治した鍋島家にちなんだもので、『鍋島』の商標使用にあたっては、財団法人鍋島報效会を通じて鍋島末裔の方に快く了承していただきました。1998(平成10)年4月、構想から三年を経て、ついに『鍋島』デビュー。(後略)」

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