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ペイトリオッツのQBブレイディがバッカニアーズ移籍へ 42歳の決断

2020.3.18 12:05 生沢 浩 いけざわ・ひろし
バッカニアーズへの移籍が決まったペイトリオッツのQBトム・ブレイディ(AP=共同)
バッカニアーズへの移籍が決まったペイトリオッツのQBトム・ブレイディ(AP=共同)

 

 今年のオフ最も注目されたNFLペイトリオッツのQBトム・ブレイディの移籍先がバッカニアーズに決まった。

 2000年にドラフト6巡で指名されてからペイトリオッツ一筋にプレーし、チームを6度のリーグ制覇に導いたスーパースターが、42歳にして初めて他チームのユニホームに袖を通す。

 

 2019年シーズン限りでペイトリオッツとの契約が終了するブレイディは、3月に入ってもチームから再契約のオファーがなく、フリーエージェント(FA)になって移籍する可能性が高まっていた。

 そして、3月17日に自らのSNSにペイトリオッツへの別れの言葉を投稿して決別を宣言し、その約10時間後にはバッカニアーズとの契約合意のニュースが流れた。

 

 19日にNFLの年度が切り替わるまでは正式な契約締結には至らないが、年俸は3000万ドル(約32億円)といわれ、契約年数は明らかになっていない。

 

 ブレイディの移籍先としては49ers、タイタンズ、チャージャーズなども候補に挙がっていた。

 49ersは早くからその噂を否定し、タイタンズは今週になってライアン・タネヒルとの契約を4年延長していた。

 ブレイディの家族がアメリカ東海岸での生活を望んだため、ロサンゼルスに本拠地を置くチャージャーズの可能性がなくなり、フロリダ州のバッカニアーズがブレイディを射止めた。

2017年のトレーニングキャンプでファンにサインするトム・ブレイディ(AP=共同)
2017年のトレーニングキャンプでファンにサインするトム・ブレイディ(AP=共同)

 

 バッカニアーズはかつて強力なディフェンスを構築し、2002年シーズンに初のスーパーボウル制覇を達成した。しかし、2007年シーズンを最後にプレーオフからは遠ざかっている。

 2015年からドラフト全体1位指名で獲得したジェーミス・ウィンストンを先発QBに起用してきたが、低迷を脱することはできなかった。

 

 ブルース・エリアンズHCはパス攻撃主体のオフェンスを駆使することで知られる。

 パッシングの距離は稼ぐが勝ち星につながらないウィンストンを見限って、シーズン開幕時には43歳となっているブレイディにオフェンスを託す。

 

 ブレイディとともに去就が注目されていた前チャージャーズのフィリップ・リバースは、コルツと1年契約で合意に達した。

 そのほかの主だったQBではドルー・ブリーズが2年の契約延長でセインツに残留し、そのバックアップだったテディ・ブリッジウオーターはパンサーズへ移籍する。

レイダーズと契約した前タイタンズのQBマーカス・マリオタ(AP=共同)
レイダーズと契約した前タイタンズのQBマーカス・マリオタ(AP=共同)

 

 前タイタンズのマーカス・マリオタはレイダーズとの契約がまとまり、カウボーイズのダック・プレスコットはチームが優先的な交渉権を発動して、これから契約延長交渉が始まる。(生沢 浩)

生沢 浩 いけざわ・ひろし

名前 :生沢 浩 いけざわ・ひろし

プロフィール:1965年生まれ。上智大卒。1991年にジャパンタイムズ入社。大学時代のアメリカンフットボール経験を生かし、フットボールライターとしても活動。NHKーBSや日テレG+でNFL解説者を務める。「Pro Football Writersof America」会員。

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