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【4073】出羽の冨士 純米(でわのふじ)【秋田県】

2019.12.14 18:47
秋田県由利本荘市 佐藤酒造店
秋田県由利本荘市 佐藤酒造店

【秋田市にて 全10回の⑧】

 秋田市在住の友人Yと10年ぶりで飲んだ。同業のYと知り合ったのは30年ほど前。以後、Yとわたくしはずっと同じような仕事をしてきた。会議でよく顔を合わせ一緒に飲んだものだった。会社を卒業してもSNSで毎日お互いの投稿をチェックしているので、10年ぶりに会った感覚は全くない。いまの言葉で言えば、SNSのオフ会のようなものだった。

 会った場所は、炉端焼き風の居酒屋。酒の種類が多い店を、というわたくしの希望を受け入れ、Yが選んだものだ。せっかく秋田に来たのだから、秋田県の酒だけを飲むことにした。メニューの上から順番に飲んでいった。

「秋田晴」「秋田誉」「阿桜」「奥清水」「竜乃涙」「穂円」「千歳盛」に続いて8番目に飲んだのは「出羽の冨士 純米」だった。「出羽の冨士」は当連載でこれまで、普通酒の「出羽の富士 精撰」(当連載【2223】)1種類を取り上げている。さて、いただいてみる。

 やわらかな口当たり。酸がやさしく出ている。旨みはやわらか。吟醸香がほのか。やや人工的な味わい。余韻は辛みと苦みで、キレ良く、全体が引き締まる。

 瓶の裏ラベルのスペック表示は「原材料 米(国産)米麹(国産米)、原料米 秋田県産美山錦100%、精米歩合60%、アルコール分17度、日本酒度+2.5、酸度1.6、製造年月30.12」

 酒名「出羽富士」は、「鳥海山」の別名。まるで相撲取りのような酒名。じっさいに同名の力士がいるのでは?とおもい、ネットで調べてみたら「出羽乃富士」という元関取がいた。出羽の本場の秋田県・山形県ではなく長崎県出身。出羽の海部屋だから四股名に「出羽」というわけだ。

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