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娘たちと再会、そしてフットボールも勉強 久しぶりのアメリカ訪問で思うことVol.1

2019.12.5 11:00 中村 多聞 なかむら・たもん
久しぶりに渡米した多聞さん。いろいろ思うところがあったようです=写真提供・中村多聞さん
久しぶりに渡米した多聞さん。いろいろ思うところがあったようです=写真提供・中村多聞さん

 

 米カリフォルニア州の大学に留学中と現地で仕事をしている二人の娘(ともにアリアナ・グランデくらい可愛いくなるのが夢)に会うため、10年以上ぶりにアメリカ合衆国にやって参りました。

 もちろんその他の外国にも行っておりませんので、半年ほど前にパスポートを新しく取得しました。

 

 10年以上前に渡米した時は現在社会人1年目、23歳の長女チコが、沖縄の小学校を卒業しカリフォルニアの中学校に入学してしばらく経った時ですので、いろいろと変化しておりました。

 もちろん変わらない部分も多くあるので、そこら辺を僕の視点からリポートしてみたいと思います。

 

 まず物価ですね。これは残念ながら高騰しておりました。娘たちはシリコンバレーに数億円で買った豪邸「中村家の別荘@アメリカ」で二人仲良く暮らしております。

 ウソです。チンチクリンのアパートです。しかも賃貸です。なんとこれが東京都港区エリアと同等またはそれ以上の家賃というから驚きです。

 以前僕が家族で住んでいた杉並区の駐車場付き一戸建ての小さな家よりはるかに高額です。

 何かの記事で読みましたが、サンフランシスコで普通に暮らすには世帯収入が2000万円では少し足らないそうです。ま、そうでしょうね。サンフランシスコどうかしています。

 

 あ、ちなみに滞在中に地元で開催されたサンフランシスコ49ersの試合は、以前僕を就職させずすぐクビにしたグリーンベイ・パッカーズを迎えていました。

 選手の細かい動きが見えないくらいフィールドから遠い最安値の席で200ドルでしたので、娘二人を連れて3人じゃ税金手数料合わせて7万円以上なので断念しました。

 49ersは今シーズン、ちょっと強いからって高すぎるやん! でも代わりにもう少し安い試合があったのでそっちにいきました。そのリポートはまたの機会に。

 

 話を戻しまして、滞在中はレンタカーを借りているのですが、空港で借りて空港で返すシステムでほぼ新車の新型トヨタカローラ。

 驚くことに僕が大学生だった約30年前と同じかそれ以下の価格です。日本の安いレンタカーと比べても半値以下ですので、物価が軒並み上がっているわけではないようです。

 このレンタカーの手配も事前にネットで娘たちがやってくれました。ミッションは「とにかく安いのを探して!」でしたが、良い仕事をしてくれました。

 

 借りる時も返す時も細かい話は通訳してもらえるのでお父さんは楽ちんです。英語を聞かなくていい、話さなくていい。これは僕にとって大変助かります。

 ラジオから流れる流行歌も、文化的背景やシンガーの私生活ゴシップを交えた若者視点で意訳してくれます。洋楽好きの僕にはとってもありがたいオプションです。

 

 また話がそれましたね。次に車と言えばガソリンです。キロメートルとリットルで計算する、日本と違いマイルとガロンですし、そもそもドルなので何だかよく分かりませんん。

 でも、とてつもなく高くなっているのは分かります。10年ちょい前の約3倍です。

 アメリカって昔からガソリン安いから、古くて排気量の大きいアメ車をブンブン乗り回せて羨ましいなーなんて思っていたのですが、今は日本とほぼ同じ値段です。電車とかあまりないし、皆さんご不便なさっているんだろうなと心配になります。

 

 僕は少年の頃から自動車やオートバイが猛烈に好きですので、どんなに年式が古くても新しくてもほとんどの車の価格や排気量、おおよその燃費など諸々の情報が頭に入っています。

 気になればネットで調べればいい時代ですしね。その見識を持ってカリフォルニアの街道を眺めていますと、電気自動車やハイブリッドをはじめとするいわゆる「燃費のいい車」の多いこと多いこと。

 古き良きアメリカのマッスルカーやクラシックカーも全然見かけず、大きなエンジンの車は仕事用のトラックやバスばかりです。個人の趣味で乗ってそうな6000や7000CC以上もあるエンジンの車をあまり見かけません。

 

 それじゃ日本と同じかと言えばそうでもありません。最新型のアメリカ産スポーツカーと電気自動車テスラの割合は非常に多く、省燃費だけを願った人ばかりでもないようです。

 テスラは電気だけで走りガソリンを食いませんが、車体価格が約1000万円前後しますので、燃料代を削るためと言うより、買う人は未来のクルマに関心が高い乗り物好きな人なのだと断定しておきます。あと、15年前にはあまり人気のなかったSUVと韓国車はとても多いように感じます。

 とまあ、とにかく久しぶりの渡米で興奮しっぱなしです。毎回自身が運転するレンタカーで走り回って、どんな車が見られるかがまず第一の楽しみなのです。

 

 また、全然見なくなって驚いたのが、日本では昔から滅多にお目にかかれないスモールトラックです。

 これらは主にトヨタ、ニッサン、イスズ、マツダ、ミツビシといった日系メーカーから販売していたのですが、2000から3000CCほどの排気量で若者がこぞって乗っていたのです。

 トラックだと任意保険が安いから人気があったそうなのですが、彼らが今はどうしているのか? コンパクトなハイブリッド車に乗っているのか? これはとても興味深いのでもう少し調べてみようと思います。

 

 また、カリフォルニアは流しのタクシーがいないので、昔はホテルのフロントに頼んで電話で呼んでもらっていたりしましたが、今は「ウーバー(Uber)」に代表される、いわゆる白タクがたくさん走っています。

 スマホのアプリで目的地を指定すれば、登録してあるクレジットカードで支払いが完了しますので、遠回りされて法外な料金を請求されることもありませんし、値段もすごく安いです。

 近所に行く他人がいれば相乗りも出来ます。この場合はもちろん金額が下がります。

 日本でもまれにUberを使うことがありますが、タクシーに比べてどこがいいかと言われれば特筆する点はありませんもんね。

 

 近場を中心に移動する機会の多い場合は、絶対にこのシステムが楽でお得です。

 スマホで行き先を指示してあるので、ドライバーとの会話は一切不要。地価の高いエリアに行く場合は駐車料金も取られますしガソリン代は安くないので、この移動方法はどなたにもオススメできると思いました。

 

 という感じでいろいろと書きましたが、今回の渡米目的は娘たちの用事と外食産業のチェック、そしてやはりフットボールの勉強です。次回以降もムダ話を中心に紹介していきたいと思います。

 

 で、フットボールのことを最後に。僕が所属するXリーグのノジマ相模原ライズは12月末に入れ替え戦に出場することになりました。

 下位リーグのX1エリアで優勝して勢いがあり、アメリカ人選手の起用がシーズン後半からうまくいっているアサヒビール・シルバースターと対戦します。

 ランニングバック(RB)陣はあえて基礎の復習とその修復にエネルギーを使って、しっかりと求められる以上の仕事ができるように準備しています。

 

 また早稲田大学ビッグベアーズは、今年も関西学院大学ファイターズの待つ「甲子園ボウル」に進むことができました。

 RB陣は残りの10日あまりをいかに過ごすかにテーマに、熾烈なスターター争いを繰り広げています。

 今年は4人のRB全員が一つのゲームで100ヤード以上を走ることに成功しました。

 トップリーグでは珍しいケースだと思います。僕の知る限り、1980年代からの甲子園ボウルに、そのような形態のエースRBを用意したチームは記憶にありません。

 4人とも得手不得手、一長一短ありますが実力が拮抗しており、競い合いながらしっかり練習やトレーニングができています。

 

 昨年の甲子園ボウルには残念ながらゲームメンバーではなかった彼らは、今回を見据えてずっと頑張ってきました。

 個人レベルは昨年度のエースRB元山伊織ほどには仕上がっておりませんが、機が熟せばしっかり仕事をする用意をしていますのでぜひ応援してやってください。

 では今回はこの辺で。

中村 多聞 なかむら・たもん

名前 :中村 多聞 なかむら・たもん

プロフィール:1969年生まれ。幼少期からNFLプレーヤーになることを夢見てアメリカンフットボールを始め、NFLヨーロッパに参戦しワールドボウル優勝を経験。日本ではパワフルな走りを生かして、アサヒ飲料チャレンジャーズの社会人2連覇の原動力となる。2000年シーズンの日本選手権(ライスボウル)では最優秀 選手賞を獲得した。河川敷、大学3部リーグからNFLまで、全てのレベルでプレーした日本でただ一人の選手。現在は東京・西麻布にあるハンバーガーショップ「ゴリゴリバーガー」の代表者。

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