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(516)独特のまなざしに注目 シンリンオオカミ 

2019.9.12 20:46
近よってきたシンリンオオカミ。目の色が深い
近よってきたシンリンオオカミ。目の色が深い

 白や茶色に、黒や黄も混じり合ったような1頭が、運動場にある小川の上の小道をわたって近よってくる。ガラスのすぐ前に立った。「おおっ」「でかいなあ」。お客さんがカメラを向ける。
 神戸市の神戸どうぶつ王国「ロッキーバレー~北アメリカの動物たち」のゾーンにいるシンリンオオカミ。ほかに、もっと黒っぽいのと、ほとんど真っ黒なのがいた。体色がちがうから、お父さんやお母さんがちがうのかと思ったら、そうじゃなかった。
 「3頭はオスの兄弟です。同じ親から生まれても同じ色になるわけではありません」と担当の石坂未樹(みき)さん。いずれメスも入れて、赤ちゃん誕生を目指すそうだ。
 「ロッキーバレー」は最近できた場所だ。「この運動場に3頭が最初に出てきたとき、ものすごく興奮して走り回りました。広い場所でうれしかったんだと思います」
 動物園のオオカミは寝ていることが多いけれど、ここの3頭はよく動く。えさの時間を一定にすると、覚えてしまって、その時間だけ動くことになりやすいので、いろんな時間にえさをあげるようにしているそうだ。
 「これだけ近くに来るので、オオカミ独特のまなざしを見てください。目の色もそれぞれなんです。そして同じイヌ科でも、イヌとはどうちがうのか感じてほしい」(文・写真、佐々木央)=2018年4月配信

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