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【3786】平戸美人 大吟醸(ひらどびじん) 【長崎県】

2019.4.24 22:50
長崎県平戸市 福田酒造
長崎県平戸市 福田酒造

 休日の夕方、ふらりと近所のうなぎ屋へ。うなぎはもちろん美味しいのだが、酒がいい。定番酒はありきたりの地酒3種類ほどだが、店主の“隠し酒”が面白い。この場合の面白い、は特段意味のある言葉ではない。わたくしの興味をそそる酒が多い、ということだ。どんなルートで入れているのか興味のあるところだが、あえて聞かないことにしている。

 席につくと、なぜかわたくし係になっている仲居さんが、店主おすすめのお酒を持ってきた。今回は「平戸美人 大吟醸」だった。これは福田酒造のお酒。同蔵のお酒はこれまで、当連載で、「福田」4種類、「福鶴」1種類、「長崎美人」1種類を取り上げている。

「長崎美人」と「平戸美人」。一つの蔵で2人の「美人」を持っているのは、全国広しといえど、この蔵ぐらいじゃないかなあ。他にもあるかもしれないが、わたくしは知らない。

 蔵元さんの名字を酒名にした「福田」は、しっかりした味わいのお酒、という印象を持っている。今回のお酒はどうか。いただいてみる。

 リンゴのような上立ち香。含むと甘みと辛みと果実香が一緒になってやってくる。甘みと旨みが、かなり強い。中でも甘みが強く、とろみ感がある。甘みは、飴を煮詰めたような味わいだ。酸は、全くといっていいほど感じられない。「福田」という銘柄では、けっこう酸を感じていたのだが・・・。余韻は辛みと苦み。甘くてやわらかで丸い飲み口だが、辛みと苦みがけっこう強いので、しっかりとした味わいとなっている。個人的には、酸がもう少し出て欲しいところだ。さらに味が締まるとおもう。

 瓶のラベルの表示は「原材料名 米(国産)米麹(国産米)醸造アルコール、アルコール分17度、精米歩合38%、製造年月2018.12」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だ。

 平戸市役所のホームページは、以下のように使用米を開示している。「広葉樹林の湧水と自社で酒造好適米山田錦100%で造り、オーナー自ら手作りの日本酒の芸術品です。平戸美人の文字はお殿様に書いてもらってものだそうです」。お殿様って、どなたなんでしょう??? 鍋島家の現当主?

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