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【3783】綾菊 山廃純米 火入原酒 25BY(あやぎく)【香川県】

2019.4.20 17:13
香川県綾歌郡綾川町 綾菊酒造
香川県綾歌郡綾川町 綾菊酒造

【S居酒屋にて 全6回の⑥完】

 足掛け13年間続いている日本酒研究会(単なる異業種間の飲み会だけど)の今後の運営方針について、なじみのうなぎ屋さんでMと飲みながら話す。2人で3時間半も話してしまった。Mは家に直帰したが、わたくしは繁華街にあるS居酒屋へ。このコースは3回目だが、早くもお約束コースとなってしまった。

「鳥海山 スパークリング 生酒」「天上夢幻 旨口 特別純米」「太平山 別誂 無圧取り 蔵人直詰 生酛純米 無濾過生」「黒松仙醸 こんな夜に 純米 禮葉」「谷風 純米大吟醸」と飲み進め、最後6番目にいただいたのは「綾菊 山廃純米 火入原酒 25BY」だった。

「綾菊」は今回のお酒を含め、当連載で3種類を取り上げている。今回のお酒は25BY(平成257月~266月までに醸した酒、という意味)なので、5年前に醸したお酒だ。ラベルによると製造年月(多くの場合は蔵出しの日付)は平成302月だから、醸してから4年ほど蔵で熟成させたお酒だ。

 店主は「このお酒は、燗酒の方がいいかも」とアドバイスをしてくれたので、素直に従い、ぬる燗(40℃)をつけてもらう。猪口に注いだら、酒が黄色く色づいている。まさしく古酒。さて、いただいてみる。

 酒蛙「おおっ、辛い!」

 F 「美味しい」

 酒蛙「たしかに熟成香がある。辛みがまず来て、酸味が来る。旨みも来る。全体を仕切っているのが辛み。芳醇でしっかりした味わいの燗酒だった。ふくよかで深い味わいが広がる燗酒だった。う~ん、しみじみ旨い!」

 瓶の裏ラベルは、この酒を以下のように紹介している。

「山廃純米原酒を一度火入れし低温貯蔵庫で3年以上熟成させた限定古酒です。重厚な香り、旨みを伴うほどよい酸味と苦味が特徴です。お燗につけると凝縮した旨味が開き、更に味わいが引き立ちます」

 裏ラベルの表示は「原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)、原料米 香川県産オオセト100%使用、醸造用水 阿讃山系綾川伏流水地下水、精米歩合60%、日本酒度+1.0、酸度2.1、アルコール分17度、製造年月H30.2」。

 使用米の「オオセト」は農林水産省中国農業試験場が1966年、母「奈系212」と父「コチカゼ」を交配、育成と選抜を繰り返し品種を固定。1979年に命名された。

 酒名および蔵名の「綾菊」の由来について、コトバンクは、以下のように説明している。「酒名は、ヤマトタケルノミコトの孫・綾黒丸が初めて酒づくりをしたと伝えられる旧称『綾郡』に蔵があることにちなむ」

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